シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

シンガポールで暮らすことになった自分へ送るアドバイス ~その5~

⑧今のことだけ考えてください

シンガポールにいる間は、シンガポールにいる”現在”にフォーカスしてほしい。日本にいた頃に自分が手にしていた”過去”のものを惜しんだり、日本に帰った後のよく分からない”未来”のことを思い悩むよりも。(しかしそうする気持ちは分かる)シンガポールに来てから特に思うけれど、先のことなどどうなるか分からない。今のような展開を来星時に計画していなかった。現時点でも自分が日本に帰ってから一カ月後、どこで何をしているのかよく分からない。そうなってくると、確実に分かっている今をいかに楽しむかを考えた方が精神衛生上いい。

シンガポールに来た頃は本帰国後のことばかり考えていた。日本に戻った後にキャリアアップできるようにと収入や役職等の見栄えはいいが、しかしあまり興味のない職種を選んだ。しかし金と役職がいくらあっても自由に旅行に行くこともできなければ、自分が実質的に役に立っていることを感じることができなかった。こんなにシンガポールの近くに色々な国があるというのに。一体私は何のために「今」を犠牲にしているのか。その「本帰国後」は数年先で、しかも日本に戻るかさえも分からないのに。(行先はいくらでもあった)それから会社は辞めた。そして三か月アジア各国を一人旅した。どうなるか分からない先のために今を犠牲にしたくなかった。

あと今も覚えている印象深いアドバイスがある。これは私が日本で失ったものばかり(特に会社員としてのキャリア)を惜しんでいた時に、南インドのアーユルベーダ施設で出会った日本人女性に言われた言葉だった。彼女との出会いもまた私の行く末に大きな影響を与えたように思う。

”日本に置いてきた物は、今の自分を幸せにはしてくれない。”

”新しい自分にならないと!”

”キャリアを失ってなんかないじゃない。そこからまた積み重ねていけばいいじゃない。” 

(心が病むと、このアーユルベーダ施設に静養に行った)

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⑨自分にとっての価値や幸せが何かを知ってください

人が感じる価値や幸せの形はそれぞれで、時間の経過とともに変化してゆくものだと思う。他の人がやっていることが自分にとっては幸せとは限らないし、昔自分がやっていたことに今の自分が価値があるとはもう感じないこともある。私が日本にいた頃は会社に勤めてキャリアを積むことが自分にとっての価値だと思っていたのに対し、シンガポールに来てからは色んな国を可能な限り旅して見聞を広めることや新しい人に出会うこと、自分にとって面白く実質的に役に立てていると感じられる日本語教師やライターという職を価値としたように。

なので、定期的に今の自分にとって大切なのは何なのかを見直すといいかもしれない。心身共に健康な状態で(心身を病んでいると、物をまともに考えられない)時間の余裕がある時に、非日常的な場所で。私は南インドのケララで「豊かな人生が始まる シンプルリスト(ドミニック・ローホー著)」という本を使って、自分は何が好きで何が嫌いなのか、何を幸せと感じるのか、何が耐えがたいのか等を整理し、自分の軸みたいなものを知っていった。そしてその嗜好に合わせて、今のようなシンガポール生活を自然と作って行ったように思う。

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~続く~