シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

中国語クラスでのイスラエル女子の爆発

中国語クラスは残すところ、今日と来週月曜の二回になってしまった。読み書きはできても一向に私のリスニングとスピーキング力は向上しないまま、シンガポールではクラスを終えることになる。まぁ去年の7月から勉強し始めて、まだ約8カ月。それでこれだけできれば(できてないけど・・・)良しとしよう。しかしそのようには思えずに、一向に上達が見られないイスラエル女子が隣でついに爆発した。それについては後述するとして、私の場合は中国語を習い始めて3カ月後に中国茶の旅へ杭州と厦門へ行き、言語も含めて中国の色んなことを肌で感じて来たし、中国語はもちろんのこと言語と文化は繋がっているので、中国人の先生と接することからも中国の文化も少なからず学ぶことができた。それが大きな収穫だった。

(先日の船の旅では、無料の足裏健康診断があった)

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とりわけ私にとって新鮮だったのは、中国にも謙遜の文化があることを知ったことだった。褒められても「哪里哪里(全然です)」と言ったり、ビジネスの調子を聞かれてすごく儲かっていたとしても「不错(悪くはありません)」と言ったりすることを知り『なんだ、日本と同じじゃないか』とちょっと意外だった。見栄を張ったり面子を大切にすることだけが、中国の文化ではないのだと知った。それに食べ物をたくさん注文して残すといった昔の文化も、先生曰く”今は食べ物を大切にしましょう”という風に変わってきているよう。たまに金持ちの中国人が金がありすぎてどうやって使えばいいのか分からず、派手に料理を注文して残したりするらしく、海外でもそうゆことをするもんだからよくないイメージを持たれることが多いみたいだった。

私が中国式(というか、外国人は殆どそうかもしれない)の人付き合いでいいなと感じたのは、まず直球でくるところ。社交辞令がなくて分かりやすく、たまに「???」とはなったが、気持ちいいくらいストレートな時は何かこう晴れやかな気持ちになり、笑ってしまった。例えば先日の中華系シンガポール人女子が「なんでおうちに招いてくれないの?と思ってた」と言った時などは、吹き出してしまった。次に私が好きなのは、彼らの付き合いを長く続かせる習慣(?)のようなものだった。なぜかお会いして間もない頃に、唐突に中華系シンガポール人の年配の方に夕食をご馳走になったことがあった。私は後日それ相当の手土産を持ってお返しに行った。日本式だと『これできちんとやってもらったことのお返しをした』という感じで、ここで一旦終わる。ところが手土産を持って行った日にまたご飯をご馳走してくれたものだから、私はまた後日手土産をもってお礼に行った。そしてまたご飯をご馳走してくれる・・・。この繰り返しで定期的にその方にお会いすることになり、今までずっと付き合いが続いた。みんながみんなそうではないのだろうけど、私は中国人や中華系シンガポール人と接していると、日本人同士では感じられない種類の距離の近さを感じた。結構みなさん超プライベートなことをいきなり打ち明けてくれたりして、冷汗をかいたことが何回もあったけれど・・・。

(これは船から見えた美しいサンセット)

f:id:Nisshi:20180314192023j:plain授業の最後に先生が、次のレベルのクラスについて話し始めた。「次のレベルのコースに参加したい人は連絡ください。あんたは日本に帰っちまうんだろう?」「そうなんです・・・続けたかったんですけど」「大丈夫大丈夫。オンラインのサービスもあるから、Facetimeとかなんか使ってできるよ」・・・誰もそのサービスを買うとはまだ言っておりませんが(笑)。Private Lesson扱いになり、1~30時間を買う場合SGD85/時間(約6,800円!)と激高なのだ。日本に帰国後は、自分で英語と中国語を使う環境を作らねばならない。日本で普通に生活をしていると、英語と中国語を聞いたり使う頻度がほぼ皆無になってしまう。英語は長いこと使っているから一時的に忘れても何とか取り戻せる気がするが、中国語はビギナーなので恐らく一瞬で忘れてしまう。『こんなに頑張って勉強しているのに、もったいないなぁ』

(デッキでも物思いにふけった)

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すると横のイスラエル女子が突然爆発した。「私は英語、フランス語、スペイン語など色んな言語をペラペラ話せるのよ!(といって、フランス語か何かを披露する)なのに中国語を4年も勉強していて、全然聞き取れないし話せるようにならないわ!」彼女は漢字を認識できないため、音が同じでも意味が違う単語が認識できず上達を妨げているようだった。あと私が聞いている限り(自分のことは棚に上げておいて、大変失礼なのですが)、トーンがきちんと4つに分かれておらず全部ツーっと一定の高さに聞こえる。そのため、どの単語を話しているのか私も認識できなかった。先生がどうアドバイスするのかを観察する。「一字一句聞き取れなくてもいいんです。だいたい何の話をしているのかが感じ取れればいいんです。あなたはざっと100字くらいの中国語を認識できていると思いますから、そのまま読み書きの練習を続けてください。最終的には3,000字くらい覚えられればコミュニケーションに困りません。これは英語よりも少ないのです」3,000と聞いて、イスラエル女子がひっくり返りそうになっていた。

(中国語では当たり前だけど、私から見ると漢字だけで物を伝えられるのは面白い。実は平仮名と片仮名はいらないんじゃないか?なんて思ったり・・・「私今日中国語学校行。私明日朝中国人日本語教」でも何となくわかる)

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ちなみに日本の常用漢字は2136字/4388音訓らしい。(常用漢字 - Wikipedia)きっと日本語を学ぶ外国人も、これと同じような反応をするんだろうなと思いながら見ていた。日本語の場合はさらに漢字に音読みと訓読みがあったり、数の単位を言う時に音が変わったり(1分:いっぷん、2分:にふん、3分:さんぷん)、場合によってはイレギュラーな読み方をしたり(「日」だけでも、日付、月曜日、日時では発音が異なる)、非常にややこしい。自分が日本人であることにまた感謝しながら、『シンガポールでした日本語教師の経験をまとめる』をTO DO LISTに追加した。生徒がよく間違えたり、質問してきたことはみな似通っていた。それに自分がどんなことに気をつけていたのかや、生徒のリクエストや問題に対してどのように対応してきたかを残しておくのは、もしまたいつか日本語を教えることが出てきた時に役に立つだろう。

次のレベルへ移られるみなさん、がんばってください!!私も日本でがんばります!