シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

シンガポール女子とFriday飲みして考えさせられたこと

よくランチをするシンガポール女子と、今回は夜にビールを飲みに行く。こうなったくだりは二つあった。まずお互い酒を飲むことを最近知り、今度飲みに行こうと言っていたこと。もう一つは、私がこないだ言語交換をしている中国人女子に「リスニング力に進捗がない」と言われてチーンとなり、バッティングセンターへストレス解消へ行ったとシンガポール女子に話すと、親切な彼女は「私に何かできることはありますか?」と言ってくれたので、「私と酒飲みながら、ゆっくり中国語で話させてください」とお願いしたことだった。

このシンガポール女子との飲みは大変おもしろく、また文化の違いなどからも興味深いことがたくさんあった。彼女とは99.5%を英語で話し、0.5%を中国語で話した・・・。

場所はSomersetのIce cold beer(http://www.ice-cold-beer.com/)。ここはショップハウスのレストランやバーが並ぶ一角で、夜に来るとライトアップされたショップハウスの雰囲気がすごくよかった。やかましい店もあれば、しっとりと飲める日本のような静かなバーもあったので、ぜひ色々な店を試したい。

(今回はここに)

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予約がいっぱいだったので、18:30に来てウォークインで席を取った。一階は既にいっぱいだったので二階に行く。

これは一階。

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二階の奥。二階の奥の方がソファもあるし、テーブル間のスペースがあるのでいいのだけれど、全て予約されてしまっていた。

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なので我々は階段に近い壁に背をもたれられる席にした。

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パブみたいなところなのでつまみしかないが、手羽先とピザがおいしいとのことでそれを頼む。あとビールを二種類。これを注文する時、彼女は始めは英語で店員さんに何かし聞いていたが、途中から中国語に切り替えた。店員さんもまた中国語で普通に回答し、私は横で「???(早すぎる・・・)」となっていた。注文し終わった後に、「我不懂了。(分かりませんでした)」というと「は?!全然!?」と言われた。はい、めっちゃ一部の単語しか。唯一分かったのは、私が注文する時は「我要~」を使うのに対し、彼女は「给我来~」を使っていたことくらい。色々な表現があるのだ。

(これで確かSGD57)

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彼女と話していて、文化の違いやまた自分も考えさせられることが多かった。

①「なんでいつも私をあなたのおうちに招いてくれないの?と思ってた」の衝撃

これを聞いた時(!!)となった。「私をおうちに招いてよ」と言っていることと同じなので(笑)どうやらシンガポール人にとっては、友達の家に行くのは別に気を遣うことでも何でもないらしい。よくシンガポール人の友達の家で飲み食いして、麻雀をして金を賭けたりして遊んでいるらしい。なんて楽しそうなのだろう。一般的に日本人にとっては、人をおうちに招くもしくは自分が招かれるというのは、相手との関係性にもよるが割と気を遣うことを話した。私だったらまず手土産に何を買っていくか、友達だけではなく相手のご家族にも会うことになるので何を着ていくか、相手のご家族とどんな会話をすればいいのか、何時くらいにおいとますればいいのか等・・・。あとは彼女をうちに招いてもいいほど、彼女と距離が近いのかどうかが私には分からなかった。というのもあった。

②酒を飲みに行くのは、年二回くらい

これを聞いた時「え?年二回?!」と思わず聞き返してしまった。そのうちの一回が今日なのだ!私が日本にいた頃はだいたい毎週金曜日は飲んでいて、ほとんど終電で帰るので夜中の1時くらいに店を出ていた。酒をよく飲む上司となんか飲みに行けば、一軒目:居酒屋、二軒目:バー、三軒目:ラーメンとなった。といったことを話すとポカーンとし、「最後にラーメンを食べる意味が分からない。居酒屋で食べればいいじゃない」と言われた。「お酒を飲むとお腹が空くんです。」「???」ちなみに今回彼女は小さいグラスのビール一杯と、リンゴジュースみたいなアルコール度数が軽い酒だけを飲んで「ちょっと今日飲み過ぎだわ私」と言っていた。私はビール三杯目を普通に飲んでいたので、目が点になった。多分私が日本で月度飲みをしている友達と飲んでる酒の量を見たら、ひっくり返ると思う。日本はシンガポールに比べて、日常的にかなり酒を飲む文化があるようだ。ちなみに飲みに行ったら大体22時くらいに帰るとのことで、私はびっくりして今回もその辺でお開きにした。時間が早すぎるしここはシンガポールなので、帰りももちろん日本で見るような酔いつぶれて道で寝てる人とか、リバースしている人とか、駅のフォームで力尽きて座り込んでいる人(私はたまにこうなった)などは一切見なかった。うーん、早く日本に帰って豪快に飲みたい!

③「自分の価値観や生活を変えるために、欧州か米国へ数か月滞在しようと思う」

お互い旅行が好きなので話題に必ず旅行の計画が入る。「毎日同じことを繰り返しているだけで、人生に発展がない。違う国で少し長いこと住めば違う国の人の価値観や暮らしを知ることができて、自分の人生も変わるかも」とのこと。「前に台湾に二カ月滞在してたと言いましたよね?その後は何か変わったんですか?考えとか生活とか」「変ったわよ」「で、なぜそれが今は効果を発しなくなったと思いますか」「多分生活に新鮮さがなくなって、色んなことのモチベーションを失ったんだと思う」私は彼女の考えに対して、何も自分の意見を言わなかった。ただどうしてそれをするのか、それをすると何がどう変わるのかといったことを考えさせる質問だけを、このようにし続けた。

彼女の状況やそうしたいと思うのは大変理解できる。というのも、私も日本で毎日忙しさだけに追われて同じルーチンを繰り返し、つまらなかった時期があった。そしてアメリカに半年滞在した後、私もその後の日本の生活は新鮮に見えて今までと違うように思えた。彼女が台湾から帰ってきた後のように。しかし毎日また今まで通りの忙しい日本の生活を繰り返す中で、その新鮮味のようなものは一カ月くらいで消えた。数か月異国に滞在すること自体は、生活の一時的なスパイスにはなるし良いことだと思う。しかし外部環境から取り入れた表面上の何かで、劇的に自分の人生は変わらないように思う。自分が内面的によほど何かに衝撃を受けるとか、心を打たれるとか、心に響くといった体験をし、それに基づいた生活を日常的にしない限り・・・。多分私はそれをシンガポールに来たことでできたように思う。

例えば私のケースを平たく書くと、シンガポールに来たての頃は自分のキャリアのことしか考えていなかったが、色々あって爆発し会社を辞めて、シンガポール周辺国を三か月一人旅した。そこで出会った人々のおかげで、まず色々な価値観が変わった。その学びを忘れまいと、このブログに残しておいたのもよかった。今読み直しても、写真と共のその時話した人との風景、声、自分の感情がありありと思い出される。

nisshi.hatenadiary.com

その価値観が今も忘れずに持ち続けられているのは、その後会社勤めに戻らなかったからというのが一つ。(戻っていたら、きっと元々の価値観に戻っていただろう)そして三か月の旅のおかげで、働く動機が今まで持っていた「自分のキャリアを高めるため」という考えから「旅の道中に色んな人が無条件で助けてくれた。今度は自分が他の人の役に立ちたい」に変わり、その考えをもとに日本語を教えたりシンガポールの記事を書いている。もちろんアップダウンはあるけれど、以前に比べて内面的に満たされるようになった。何かうまく説明できないけれど、根本的に自分の何かを揺るがすような経験があると、人生が(というか自分の内面が)変わることはあると思う。しかしそういうものには大抵辛さや痛みが伴う。

『もしかして私も日本に帰るとシンガポールにいるうちに周辺国を旅したり、シンガポールでチャレンジした色々なことから学んだことや、ここに来てから手に入れた新しい価値観を時と共に忘れてしまうのか・・・?』それはとても怖いことだと思った。私の本帰国後のチャレンジは①今身につけているか価値観や感覚を持ち続けること。②シンガポールにいる間に色んな国で出会った人達との交友関係を保ち続けること。になった。

「今度は私の旦那も入れて、三人で会いましょう!」「またいつがいいか連絡して。”じゃあね(ここは日本語だった)”」楽しい宴だった。そしてきっと彼女は、私が中国女子に「リスニング力に進歩がない」と言われても仕方がないと思ったに違いない。本当にさっぱり聞き取れなかったのだから・・・。