シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

シンガポールで多国籍メンバーで中国語を学ぶ難しさ

以前は夜のクラスでチベット人男子、日本人の私、中国人の先生の三人でビギナーレベルを学んでいたが、今は次のエレメンタリーレベルに上がり、朝10-12時で週二回のクラスに行っている。夜でもよかったのだけれど、同じ先生がよかった(夜は違う先生)。私の発音の弱点などを知っているし、単純にその先生の人柄が好きだった。

(教科書はこの二冊になった。一つは宿題用。一つはテキスト。紀伊国屋に売ってるらしい)

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が、そのレッスンに行き始めて今日で三回目。残念なことにちょっとつまらなくなってきてしまった。クラスはイスラエル人2人、フランス人、ベトナム人、韓国人、そして私日本人。色んな人と知り合えるのはいいが、中国語の習得と言う点ではいくつかの問題を感じた。

①日本人にとっては、漢字を書く練習が無駄

日本人だと日本語に存在しない漢字でも、何回か書いて何と読むのか分かればすぐに覚えられる。例えば「而且」という中国語がある。これは英語でIn additionという意味。後ろの「且」という漢字が日本語にはあったような・・・と考えていると、「あ!かつ(且つ)だ!”安い、かつ(且つ)おいしい”の且」となったりして、漢字も意味も同時に覚えられる。しかしこれが漢字圏でないとただの記号にしか見えず、さぞ大変だろう。種類も多いし。それを教えているのを聞いている私は、まるで小学校の国語のクラスに居させられているような気になって、ちょっとげんなりする。

②生徒のレベル(および本気度)が違いすぎる

漢字の読み方をきちんと覚えている生徒もいれば、さっぱり覚えていない生徒もおり、レッスンの進捗が私にとってはすごく遅く感じる。

③生徒の弱点が違う

私は読み書きはできるが、リスニングと話すのが弱いので強化したい。西欧圏の方はその逆で、漢字の読み書きの練習が必要。生徒が6人もいてそれぞれの弱点が違うので、全てを解決するのは不可能だと思われる。

④Nativeと話したり、Nativeの発音を聞く時間が少なすぎる

基本生徒が教科書を順番に読んでいくので、外国人のおかしな発音の中国語を聞き続けることになり、リスニングの練習にならん。

授業ではあまり新しく得るものがなくなったように感じてしまい、せめてたくさん質問をし、新しいことを持ち返ることにした。私は人前で質問をしたリ、間違えることに全く抵抗がない。さっそく先生に質問する。「私はライティングに問題はありませんので、あなたに通じるかどうか私が書いた文章を話させてください」「どうぞ。みなさんも聞くように。意味を考えてください」「我有一个中国朋友。她是福建人可是现在她在美国学习化学。每个星期我们在网上聊天。她教中文我教日文。可是我大部分不懂因为她很快说了。」この意味は「私には中国人の友達がいます。彼女は福建省出身ですが、今はアメリカで化学を勉強しています。毎週我々はネットで話します。彼女は私に中国語を、私は彼女に日本語を教えますが、私は殆ど中国語が分かりません。なぜなら彼女はとても早く話すから!」先生は私がめちゃくちゃスローに話す中国語を、眉間にしわを寄せながら必死に聞いていた。そして習っていないけれど、最後の文章は意味が違うらしく直してくれた。「”她很快说”は、相手に”早く話してください”と言っていることになります。正しくは”她说得快”。」私はそんな基本的な文章すら作られないレベルだったのか・・・。

(今日はベトナム女子が、ベトナムのハンドメイドのかわいいマスコット(?)をみんなにくれた)

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授業の終わりに、横にいたイスラエル人が先生にこんなことを言っていた。「このクラスは読み書きにフォーカスするのですか?私はもっと話したり聞いたりしたいんです」思わず「私もです!」と言い、その後色々聞いていみると彼女はなんと4年半も中国語を勉強しているらしい!プライベートレッスンで勉強していたらしく、様々な単語や表現を知っており、先生となら一時間もずっと話し続けられるとのこと。しかしひとたび外に出てローカル人と話そうとすると、相手が全く何を言っているのか聞き取れず、また彼女の中国語も全く相手に理解されないらしく、それをどうにかしたいそうだった。

ここにきて、私は『何のために中国語を勉強しているのか。今後、中国語で何を目指すのか』と立ち止まってしまった。去年中国語を勉強していた頃の「日本語と類似性もあるし、楽しい!」という感覚が失われてしまった。きっとできていく進捗がすぐに目に見えなくなったり、新鮮さが失われたり、またリスティングやスピーキングの難しさに直面しているからだろう。しかもHSKのLevel 2と調子に乗ってLevel 3にも申し込んだものだから、プレッシャーが・・・。

自分の日本語の生徒が自信をなくしそうになっていた時、私がどうアドバイスしてきたかを思い起こす。

①他言語の習得には時間がかかるから、すぐにスムーズに話せなくてもいい。学ぶのが楽しいと思える限りそれでいいの。少しづつ改善していけばいいんです。

②こんな短期間でここまでできるようになった自分を、褒めてあげてください。

③たくさん間違えてください。そしたら私が間違いを正すことができますから。それで改善していけます。

④間違いに気付けるというのは、進歩している証拠ですよ。ビギナーは自分で自分の間違いに気付けませんから。

⑤間違ってもいいから、何とかして自分で何かを伝えようとする姿勢はとても素晴らしいです。

自分で言うのもなんだけれど、結構いいこと言っているじゃないか。これを今日は自分に言うことにしよう。あとは『中国語で話すのが楽しい!』と自分に感じさせる出来事を何か起こした方がいい。チャイナタウンで暇そうにしているおっさんと、茶でも飲みながら「お宅、どちら出身で?」とか言うレベルの話からできるといいんだけれど。