シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

シンガポールの私の居場所

シンガポールに引っ越ししてきた当初、日本同様に自分のいくつかの行きつけの店を探さねばならなかった。そのうちの一つが美容院だった。髪は女の命であり、コミュニケーションに齟齬がありおかしな髪型になったら取り返しがつかないので、ローカルではなく日系の美容院を探していた。そしてHolland villageを散策していた時にたまたま見つけたここのArt-noise(http://sg.art-noise.com/)という美容院に、約二年半ずっとお世話になってきた。f:id:Nisshi:20180222193425j:plain

シンガポールの日系美容院は恐ろしく高いので(ここはカット+カラー=約18,000円!)、日本では毎月行っていたのを二カ月に一回にし、今日がその日だった。ここの美容院は洗髪もカラーもカットも一人の方が担当してくれるし、広々としているのでリラックスできて気に入っていた。それにずっと担当してくれていたお兄さんと歳が近く、話しやすかった。このお兄さんも、私が日本語で世間話をできる数少ない日本人のうちの一人だった。髪の毛を整えてもらうのはもちろんのこと、二か月分の色々な話をしに行くのも楽しみにしていたように思う。ふと今日そろそろ本帰国になると思うというような話になった。「いつくらいですか?」「多分帰国する場合、4月末までにはシンガポールを去るんじゃないですかね」「ということは、もしかして今日が最後ですかね」と言われて初めてそうかもしれないと思った。今日は2月22日。普通だったら次の予約は4月の下旬。なんだかあまりにもお会いするのが今日で最後なんて信じられなくて、どうしたらいいのか分からなかった。

でも結局私はいつもと同じように、二か月後の4月20日に予約をして帰った。「もし何か変更があったら連絡しますね」と言い残して。日本に帰ったら、日本の行きつけだった美容院で髪型を短く戻してもらうつもりだから、きっともうここには来ないかもしれない。そう思うと何だか急に寂しくなった。

とりあえず下のお気に入りのBreko Cafe(https://www.facebook.com/Brekocafe/

)でいつも通り、フレーバーティーを飲みながら今日が締め切りのシンガポールに関する記事をせっせと書く。昨日さぼったものだから・・・

(ここのカフェは内装もおしゃれで落ち着く。そんなに寒くないし、長居ができる)

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美容院に来ないということは、もうHolland villageにも来ないということか。ちょっとここは私が住んでいるエリアから離れており、普段は美容院とラオス料理のLarpを食べる以外ここに来ることはなかった。レストランや飲み屋が連なっており、夜になると結構人が多くてがやがやした雰囲気の中で飲むのは楽しそうだったのだけれど、まだしていない。

(曇っているが、気温は33℃)

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シンガポールに来た時に、日本で自分が持っていた行きつけの何もかもの場所(美容院、マッサージ屋、カフェ、馴染みの居酒屋、銭湯など)が恋しかった。そしていちからシンガポールでも同じように自分のお気に入りの場所を見つけていき、自然とそのお気に入りの場所たちは役目を終えようとしている。MRTに乗りながら思った。シンガポールで普通に行っていた店や、普通にしていたことなどにこうして終わりが急に来るのだ。日本に帰れることは嬉しいが(まだ決まってないけど)なんだかシンガポールを去ることが、まるでずっと通っていた学校を転校するような気分になり、ちょっとうるっとなってしまった。

でも何かが終わるのも自然な流れの一部。何かを失ったり誰かが去って行ったりしても、それでいいのだと思えた。その分また新しい何かが始まってゆくだろうから。