シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

12/20(水)ペナン一人旅の回想の旅

諸所の事情でマレーシア横断の旅の途中をかなりすっとばして(もともとはバスと電車でシンガポールからペナンにいくつもりだった)、ペナンへシンガポールから飛行機で行くことにした。そして2010年に泊まったホテルにもう一度泊まる。

シンガポールでも普通にマレー系の人を目にしているので、ペナンに着いても『マレー系の人、いつもより多いなぁ』ぐらいにしか思わなくなった。しかしここがシンガポールではないとはっきりと思わされるのは、トイレに入った時だった。シンガポール以外の東南アジアだと、トイレの紙を流せないことが多い。便器の横にあるくず籠にティッシュを捨てないといけない(流れないから)。空港でさえもそのくず籠を見た時に『あ、ここシンガポールじゃないんだ』と自覚した。

Airport taxiと書かれたカウンターで行先を告げて約50リンギット(1500円くらいか)くらいを払い、愛想のないカウンターの姉ちゃんに「Gate 1」とそっけなく言われて、タクシーに乗る。45分くらい走って、7年前に泊まったホテルに到着した。ただ着いた時に『あれ?こんなところだったっけ??』と感じた。しかし確かにホテルに入る時、こういう風景だった気がする。インド人のおじいちゃんがスーツケースを取りに来る。「あのー昔このホテルに泊まったことがあります。あそこにホーカーがありませんでしたか?ビーチはあっちですか?」「おぉ!ホーカーはあそこにありますよ。ビーチはそっちです。このホテルは名前が変わったんですが、そのままです。いいホテルですよ」

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ホテルに入ると、確かに見覚えがあった。こんなエントランスだった。そしてなぜか日本でいう一階が八階になっている。

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しかし部屋に通されると、昔泊まった部屋よりもすごく小さく感じた。『もっとあの時広かった気がする・・・』おじいちゃんが言う。「景色がいいでしょ!ベランダでコーヒーでも飲んでのんびりしてください。何かあったら、私にいつでも言ってください」といって握手を求められたのだが、ここは5つ星ホテルでも何でもないのでチップは払わない。かなり経年劣化しており、ベランダの窓の鍵は壊れて閉まらない。おまけに風が吹くと、窓がガタガタいってうるさい。

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確かにオーシャンビューですが

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中途半端に民家が視界に入る。そして他の新興国でもそうだったように犬がうるさい。家から持ってきた紅茶を飲みながら、『これから昔行った場所を懐かしむための旅行は、もう止めよう』と思った。実は去年行ったホーチミンの宿(10年前に泊まった)も今回と同じように感じた。多分思い出が美化されており、泊まった時は素敵な宿だった!と思っていても、後から訪れるとしょぼく見える。それはきっとその後様々な素敵な宿に泊まって目が肥えたこともあるし、ホテルは当時もしょぼかったとしてもその旅そのものが素晴らしい思い出になっているので、勝手にホテルも素晴らしかったと記憶されているのかもしれない。

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そんなにお腹が空いていないけれど、遅くなる前に前に行ったホーカーにご飯を食べに行くことにした。さっきスーツケースを運んでくれたおじいちゃんが話しかけて来る。「ホーカーはあっちです。あそこにおいしいインド料理屋がありますよ!色々食べてください。マレー、中華、インド・・・そしてどれが一番か最後に教えてください。あ、ドミノピザもそこにありますから」「ありがとうございます」来週インドに行くのでインド料理は食べない。ピザなんぞマレーシアに来てまで食べない。中華は中国で食べるのが一番おいしいのでマレーシアでも食べない。

ホーカーは7年前と同じくそこにあった。実は7年前にこのホーカーに来た時、私は貧血を起こしてぶっ倒れそうになり、ここのテーブルに座って休んだ。

(この一番右に写っているテーブル)

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日焼け止めも塗らずご飯も食べず水も飲まずに、炎天下で日光浴を4時間もして大やけどのような日焼けを負ったのを懐かしく思い出す。あの時はこのテーブルでうずくまっている私を、ホテルで客引きをしていたタクシードライバーの運ちゃんが見つけて助けてくれた。当然ながらもうその運ちゃんはホテルで客引きをしていなかった。タクシー自体もホテルに止まっていない。

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多分当時ここでチャーハンを注文した気がする。今回はHor funを頼んだ。

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5.5リンギット(約170円)。なんとこのHor funは、シンガポールのそれよりも3倍くらいおいしい!太い麺はモチモチしており、あんかけソースがよくからみガーリックがきいている。いつも思うのだけれどシンガポールにあるものの殆どが、申し訳ないがどこかの国のレプリカや本物になりきれていないものでしかない。言語も、寺も、日本食を含むどこかの国の食べ物も・・・・f:id:Nisshi:20171220213754j:plain

もっと食べたいのだけれどお腹がグルグルいってきたので、そろそろホテルに退散することにした。過敏性胃腸炎と診断されてから何がきっかけでいつお腹の調子を崩すか分からなくなり、うかうか食べ歩きもできなくなってしまった。『7年前の頑丈な胃腸を返してほしい・・・』昔は新興国でどれだけ汚い屋台で食べ物を食べても、お腹など壊さなかった。それが今はシンガポールの高島屋の中華レストランで食べても、お腹を壊すようになってしまった。

さて明日は大やけどを負ったビーチで、今回は日焼け止めをしっかり塗って本でものんびり読むことにして、あさっては美食の町といわれるペナンの食を堪能することにしよう。どれくらい腹が持ちこたえられるか分からんが・・・。