シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

10/8(日)中国を旅して思うこと

今日厦門からシンガポールへ帰る。いつも違う国を旅しては、『シンガポールは素晴らしい国だ!町が汚いとか言ってはいけない!』と思うのだけれど、旦那曰く一カ月で忘れるらしいのでここに残す。

シンガポールが素晴らしいのはやはり英語が通じること、人の教育や法律上のしばりで人のマナーがある程度ちゃんとしていること、反日感情を気にせずに現地の人と交流できることがよかった。あと日本食屋も多くて、今回のように『おにぎりと味噌汁飲みたい。。。』と食に困ることはなかった。しかし中国では中国語Onlyのコミュニケーションの難しさ、時々人のマナーが悪く、少々がめつい。日本人みたいに大人しくしていたらいつまで経っても先に進めないので、しばしば私は中国人になった。特にフェリーで人を押しのけてみな中に入ろうとするとき『大和魂見とけよー!!』と思いながら、中国人と同じようにおりゃー!!と中に入ったが、後で『わたしゃ何をやっとるんかね・・・』と思った。

(この後、私は日本人を一瞬やめた)

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中国に実際来て、色々なイメージが変わった。まず私が訪れた杭州も厦門も都会だった。そしてインフラがかなりと整っており、しかもみなキャッシュよりも携帯で店のバーコードを読み込んで決済していた。日本よりもキャッシュレス化が確かに進んでいる。私が出会った人はみな親切で、中国語を話せなくとも紙に漢字を書いてくれたり、話すのを待ってくれたり、携帯の翻訳アプリを使ってくれたり、私が中国語が話せないと知っていても中国語で話しかけてくれるのも嬉しかった。日本人と言っても嫌な顔をされることもない。お寺で熱心にお祈りされている姿や、きちんとマナーを守ったりお礼や謝罪を言う人を見て、私の持っていた中国のイメージが偏っており間違っていたと知った。

(杭州の夜)

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(厦門の夜)

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一方、色々と考えさせられることもあった。日本語ガイドに『3000万人の中国人が第二次世界大戦中に日本に殺された』という歴史の話を持ち出され、その数字が正しいものか私にはわからないが回答に困った。(普通ガイドは、顧客にこういうセンシティブな話をすべきではない)そしてその瞬間から、一気にそのガイドとの距離を遠く感じた。この一件から『中国や韓国の方と本心から、一個人としても友好的な関係を築くのは無理なんじゃないか?』『みな親切にしてくれたり仲良くなれたとしても、それは表面上だけで、どこかでこのガイドのような反日感情を持ち続けているのではないか』と思い出し、町ゆく人すべての人が遠くに感じられた。中国や韓国の方と国際結婚をする場合、こういう問題をどうやって乗り越えるのだろうか。

歴史を変えることはできないし、私に歴史的な問題を言われてもどうしようもない。ここで私が導き出した結論は、この2点だった。私にできるのは一個人として、人として正しいことを相手を問わずにやることと、歴史的な問題が両国にあってもなお一個人として親交を深めたいとお互いが思う人とだけ、交流を深めればいいということだった。シンガポールで出会った北京出身のJoyceと色々な話をしたが、我々は日中間のややこしい政治や歴史の話を持ち出さなかった。旅行の話から話題がチベット問題になった時も雲行きが怪しくなりそうだったので、2人とも話題を変えた。本当に仲良くなりたいと思う人とは、歴史や政治に関するセンシティブな話題をそもそも出さない。もしくは本当に信頼関係ができており、センシティブな話をしてもなお友好的でいられる場合だけだと思う。そうでない人と無理に親交を深める必要もないし、個人的には反日感情を持たれても仕方がないと思うしかなかった。もし自分が逆の立場だったら、同じことを思ったかもしれない。(でも同じ立場じゃないから、理解することができない)

中国に来なければこういったことをそもそも考えなかったので、とてもいい経験になった。色んな考えの人がおり人それぞれなので、ひとくくりに何かの答えを出すことはできないのは分かっているが、それと同時に色んな疑問が頭に沸いた。『反日感情を持っていながら、なぜ日本に住みたいと思う人がいるのか。なぜ商売目的以外で日本語を勉強するのか。どんな思いで日本に旅行に来るのか・・・』。そして私は何のために中国語を学ぶのか、少しわからなくなってしまった。中国人や文化を理解したいと思い始めたが、それをして一体どうなるというのだろう。

中国は地理的には近いが、遠い国だ。と何かの本で読んだことがあったが、まさにその通りだと思った。そろそろチェックアウトしなければ・・・さよなら、厦門。