シンガポールにいるうちに🌴

2015年8月~2018年4月 大好きな東南アジア生活の記録

    

シンガポールで広がる世界

台湾で中国語を話したことで、ある程度通じたことの自信と『間違ったらどうしよう』という不安がなくなった。間違っても何とか通じたら、まずはいいのだ。そしてより中国語の勉強のやる気が増す。とりあえず旅行中に言いたかったが、分からなかったことを中国語レッスンの先生に聞いてみることにした。

「我上周末去台湾(先週末台湾行ってきました)」「え?何?本当に行ったの?」「(はい)」カフェで緑茶を注文したものの、サイズやホットかアイスかなどを聞かれて、???となったので、元々どう注文すればよかったのか確認する。「小さいのは、小的。熱いのは热的(的=日本語の”の”)。小さいサイズの熱い茶は、小的热的茶と言います」なるほど。「タクシーにのって、我要去这里(ここに行きたい)と言いましたが、これは合っていますか?」「あってます。ただ行きたい場所を指ささないと行けません」合っていてよかった。買った中国語トラベルブックを見ていると”我想去这里”とあったので、間違っているのかと思った。日本人が書いている中国語の本は、本当に合っているのかがよく分からない。「でも”去”の発音が違う」と言われて、また何度も正された。

(これはじゃあ、中的热的茶

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この中国語の先生の英語はとても端的でストレートで面白い。例えば、「Pronounciation of ”chi” is dengeous(chiの発音は危険です)」というので、何がそんなに危ないのだろうと先を待っていたら「唾が飛ぶ」とか、「韓国は頭がおかしくなって、漢字を一時期使わなくなった」とか、「北朝鮮は狂ってる」とか。大体の人が思っていてもあまりストレートに言えないことを、思いっきりストレートに言ってくれるのである意味気持ちがいい。でもたまに吹き出しそうになることがある。今日もどんな暴言を吐くのかを期待していたら、私に向かって「Reaction slow(反応遅い)」と言ってきた!確かにかなり私の反応は鈍いが、先生なのでもっと何か言い方があるだろうに!(もうちょっと早く反応できるといいですね。とか)例文などを作って変になると「それどういう意味?間違ってる」とはっきり言われる。まぁ、ストレートな方が分かりやすいし、割と直球の文化は好きなのだけれど。

レッスン後に中国茶について聞いてみた。「中国茶がとても好きなのですが、中国本土の有名な茶の産地はどこですか?」「たくさんありますが、緑茶だとLuang ChingとPi lo chuが有名。杭州のあたり」これは前にChinese tea appreciationでビンセントさんに教えてもらったことと同じだった。さずが本土の先生。「でも生産量が1000kgしかない(多分年間のこと?)。一体どれが本物か偽物か分からない。偽物でも高く売りつけられる。それに僕は日本茶をいつも飲んでいる」え?そうなの?日本人の私は中国茶を飲み、中国人の先生は日本茶を飲んでいる。なんか不思議。

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帰り道にチベット人と話す。「コーヒーとお茶、どっちが好きですか?お茶ですか。私はバターティー好きですよ。ブータンとインドのラダックで飲みました」バターティーは、ミルクティーにバターと塩が入ったちょっとお茶というには味が濃い目の飲み物で、チベットのお茶。「ところでおいしいチベット料理を食べられる店を知りませんか?いつもネパール料理屋へ行くんですが」「僕の家だよ」「ははは(笑)そりゃそうだ」「今度うちに呼んで、チベット料理を振舞ってあげるよ」「えぇ?!本当ですか?嬉しいです!!では、また来週~」

(ラダックでは、この筒の中にバターティーが入っていた)

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シンガポールで中国文化に囲まれていることから中国人の価値観や文化に興味を持ち、中国語を習い始め、台湾へ行き、茶に関する興味がさらに沸いた。さらに中国語を習い始めたことでチベット人に出会うことができ、元々興味深々だったチベットの文化や彼らがどのような生活を送ってきたのか等を直接聞けるかもしれない。色んな人が住んでいるシンガポールだからこそ、一つ取った行動が次から次へと色んな面白いことへ繋がっていく。こういったことは日本に住んでいてもなかなか起こらない。シンガポールには何もなくてつまらないと言われるけれど、一番面白いのは”多様な人”だと思う。色々な人と出会って色々なことに興味を持つと、何も面白い場所がなかったとしても生活が面白くなるのだと思う。何かを面白くするのは場所や物ではなく、”自分の思考”なのかもしれない。