シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

「色んなことが、人を動かす力になるんだな」

今日も朝シンガポールとアメリカのテキサス間で日本語のレッスンをし、今回は日本の四季について説明をした。「日本は四季がはっきりしていて、季節によって過ごし方や食が変わります」春は花見、夏は海水浴や夏祭り(あとビアガーデンも)、秋は紅葉を楽しみ、冬は雪景色が美しい。食は春に桜餅を食べたり、夏はそうめん、スイカ、かき氷、秋はさんまや栗がおいしいし、冬は鍋とみかんとおでんなど。このプレゼンを作りながら『あぁ・・・日本は何ていい国なんだ』と自分でもしみじみ思った。本当は30秒くらいで日本の四季によって景色、アクティビティ、食がどのように変わるのかが分かる動画を生徒に見せたかったのだが見つからず、これはもう日本に帰ったら自分で作るしかないと思った。

(秋と冬の景色。日本人から見ても美しい)

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Source: http://crux.ldblog.jp/archives/6105536.html

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Source: http://lakatan.net/archives/45759103.html

「美しいです。幸せです。繊細です」と中華系アメリカ人の生徒さんは感動していた。この繊細の使い方がなんか変だけれど、それに代わる適切な表現が思い当たらないのでとりあえずそっとしておく。「テキサス人は年中大きな肉だけを食べています。不繊細です」不繊細??これもとりあえず、そっとしておく。「そうですね。シンガポールは年中夏なので、なんだか年末になっても年を越す気がしません。日本だと肌で季節の移り変わりを感じられます」「ところで来週の日曜から1カ月くらい日本へ行きます」「えぇ?!」また急な・・・。

5月に私が7月中旬にある祇園祭の話をしたのがきっかけで、彼は7月に日本へ行けるかもしれないと話していた。そして6月の初旬にタイでレッスンをした時に、7月の中旬くらいに日本に行けるかもしれないと言っていた。そして先週くらいに確か私は「7月中旬の週末は三連休なので、本当に日本へ行くならホテルなどの手配を早めにした方がいい」と言ったばかりだった。そこから彼は実際にチケットを取ったのだ。「先生は7月に東京にいますか?」「いえ、私は関西にいます」「関西はいいですか?」「そりゃあいいですよ。私は関西人ですし、関西弁を話しますし(しかしレッスン中は標準語で話している)」「関西を案内してもらえますか?」これを聞いた時に『あぁ、少しづつ私の日本語レッスンが浸透してきているのだ』と思った。5月は祇園祭の話をし、私は7月に中旬に日本にいるかもしれないと言ったところ「じゃあぜひ案内してくださいね!(これは半命令に近い)」と突然言われてびっくりし、何と返答したのかすら覚えていない。しかし今は『〇〇してもらえますか?』という丁寧な表現を使いこなせるようになったのだ。ただ前に人を誘う時は『もしよかったら』を前につけるとよい言ったが、これは忘れ去られているらしい。

遅かれ早かれ彼は日本へ行っただろうけど、私との会話の中で彼にそうさせたのであればこんな嬉しいことはない。それに3月末から週2回レッスンを続け、初めはほとんどタメ口だったところから、今では”です、ます”をきちんと使うようになった。よく言っていた”はいはい”という失礼な受け答えもしなくなり、会話を途中で遮るような”とにかく、まぁ”を使わないように今はなりつつある。自分でも日本語を話すことに自信が持てるようになってきたようで、ちょうど日本でそれを試せるのはとてもいい機会だと思う。

彼との出会いもまた不思議だった。アメリカに住んでいる日本語の先生もいるのだが、なぜかシンガポールに住んでいる私にコンタクトをしてきた。一番古い生徒はシンガポール人のKelvinだが、レッスン時間だけで言うと、彼が今月で最も多くレッスンをした生徒になった。そして2人とも日本以外の国に住んでいるのに、もしかすると日本で直接会うことになるのかもしれないなんて。シンガポールに来てから偶然に偶然が重なり何かが起こることがたくさんあったが(私の強い好奇心がいつも何かを起こしていたのだが・・・)、もし私が日本で普通に働いていたら彼もまた絶対に出会うことはなかったうちの一人だろう。このいきさつを母にラインしたら「色んなことが、人を動かす力になるんだな」と返ってきた。確かに。私にとってはただの祭りの話にすぎない。

ダージリンを旅した時に、ネパール人ガイドのブペンさんから言われた言葉を思い出す。「人を連れて旅に出なさい。その人はあなたと旅をするのが楽しいですよ」私は本当に生身の彼と日本で再会(?)することになるのだろうか。

(今まで出会った中で最もできた人として、私が師匠と慕うブペンさん。元気かなぁ)

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