シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

シンガポールに住むとある日本人女性の週末

旦那がついに初インド出張へ旅立った。出張でもインドに行けるのが羨ましい。またインドでえらい目に合うような過酷な旅をしたいと思いながら、私はシンガポールで普通の週末を過ごす。

Youtubeを見ていたら、ディーンフジオカのCannonのCMが流れる。これはいつも飛ばさずに全部見るのだが、気になって他にもディーンフジオカが出ていたTVを検索してみた。彼の好みに合うシンガポール式のバクテーを日本で食べるという番組に行きつき、結構フォーとかバクテーとか味に細かい方のようで、ストレートに自分の感想を言って店の人を困らせていた。さすが中華圏を中心とする様々な国で活動されているだけあるなぁと面白かった。海外で自分の意見を言わずに大人しくしていたら、自己主張の強い相手の思うがままになり、ちっとも自分の思うようにいかないだろうから。

なんだかバクテーが食べたくなり、近所に食べに行く。ホーカーで安いのを探したのだが、目の前においしいバクテー屋があるからか見つからなかった。

(店員さんがバクテーにスープを足しに来てくれる。コショウベースの薄味のスープがおいしい。しかしもっと肉が欲しい)

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その後、近所をウロウロする。そしてデザートに杏仁豆腐を買って帰る。(SGD1.5。安い)

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暑すぎるので本屋に入る。そしてシンガポールのガイドブックがあったので思わず手に取る。この本は写真が素敵で構図の参考になるし、シンガポール人が書いているようなので日本人とは違った目線のシンガポールを知ることができる。他にもとあるシンガポール市民の生活が小説風に書かれているものがあり、思わず表紙の写真に惹かれて買ってしまった。『Less is moreやなぁ。こうやって一部分だけ切り取って写真を撮らないと・・・』と改めて思う。

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新興国ではたいてい犬が気持ちよさそうに寝ていたが、ここでは猫がボサッとなって寝ていた。近寄ってもピクリとも動かない。今日も平和だなぁと思う。

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ベランダで買ったシンガポールのガイドブックを読んでいると、やはりいくつか知らなかったことが書いてあった。例えばOutramparkにあるBabahouse(ショップハウス)の中に、予約すれば入れるらしい。マラッカではショップハウスのカフェに入ることができたが、シンガポールでも美しいショップハウスの中に入れないか探していたのでちょうどよかった。

そしてしばらくソファで昼寝をし、目が覚めたら壁に小さなヤモリがいた。実は数日前にも似たようなのがいて、旦那がそっとティッシュで掴み窓から放り投げたところだった。『なんでよりによって、旦那のいない時に出るんだ・・・』このまま共存しようかと思ったが、ちょっと気になるし窓に近いところにいたので追い出すことにした。ブータンで動かないポニーにブータン人が発していたように、『シッー!!』とか言いながら手をパチンと叩いたり(割と音に敏感なよう)、ハンカチを投げつけたり、傘でつついて何とか追い出すことに成功した。これに30分も費やしてしまった。

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中医学クリニックで出されたハーブをまた1時間煮込みながら、ビールを飲む。そしてふと『やはりシンガポールにいるんだから、ネパール語よりも中国語を勉強した方がいいんじゃないか?』と思い、小さそうな中国語教室に値段などを問い合わせしてみた。中華系シンガポール人に囲まれていることや、日本語レッスンでも中華系アメリカ人が2人いることで、昔よりも中国が身近に感じるようになった。彼らが日本人が何を考えているのか知りたいと思うように、私は中国人の価値観についてもっと知りたくなった。

(今日はTiger beer。そういえばシンガポールのTiger beer工場にまだ行ってない)

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ディーンを見ていて、ある日本語レッスンの中華系アメリカ人の生徒さんが頭に浮かぶ。彼も多言語(北京語、広東語、英語、日本語)が話せ、アメリカとマカオで人生の半分づつを過ごしている。今はアメリカで働いているが、やはり自分はアジア人なので将来はアジアで暮らしたいとのこと。私が『こういう人をグローバル人材というんだろうな』と思ったのは、それが中国でも日本でもいいけれど、アジアならどこでもやっていけると思うと言っていたことだった。私は歳を取った時は日本で住んでいたいし、長いこと自分の国の習慣や物に触れられなくなることは結構な苦痛だと感じる。(銭湯、本物の和食、居酒屋、日本式の正月、自然、お寺などの歴史的な建物など)しかし彼はマカオという少し中国本土とは違った場所と、またアメリカという歴史の浅い国で育ったこともあり、私が持つような小さい頃から慣れ親しんできた習慣などに対するこだわりがあまりないようだった。こだわりがないというのはすごい強みだと思う。どこでも柔軟にやっていけるだろうし『こうあるべき』というのがあればあるほど、生きづらくなってくる。

『うーん、どうすればもっと柔軟になれたり、小さなことは受け流せるようになるのだろう』改めてグローバル人材とは他言語ができるだけではなく、異なるものを受け入れられる柔軟さや、きちんと自分という軸を持って多様な人とうまくやっていける強さなのだと思った。このようにして、私の"食べて寝て食べて寝る"という平凡なシンガポールの土曜日が終わろうとしていた。