シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

「バリバリ働く」の定義は何なのか

昨日中医学クリニックでもらった薬を1時間煮込む。茶わん4杯分の水が1杯分になったらOKと聞いたが、ちっとも1杯分にならないので火力を上げて強引に蒸発させる。

f:id:Nisshi:20170616170702j:plain

このハーブはもう一度、茶わん3杯の水で煮て飲めるらしい。

f:id:Nisshi:20170616170705j:plain

The 薬草という香りが漂う。色が想像通りで飲むのが恐ろしい。苦さと酸っぱさが一緒にくるなんとも言えない味だった。インドのアーユルベーダ病院で、口に入れた瞬間に洗面台で吐いてしまおうかと思った薬を飲んだことがあった。それに比べるとましだが、それでも結構きつい。熱いうちに全部飲んだ方がいい。冷めるともっと味が濃くなって、飲むのが辛くなると思われる。その後食べたラーメンが悪いのかこの薬の影響か、お腹がグルグルしてきた。しょうがなく白湯と正露丸を飲む。(ちなみに各国で下痢に合っては色んなことを試した結果、白湯はとても効果的と分かりました)

f:id:Nisshi:20170616170707j:plain

このお茶を1時間もかけて鍋でぐつぐつしている間に、新聞の『時短需要が拡大している』という記事に目が留まった。これは共働きの増加で、女性が身だしなみや家事の時間を短くしたく、冷凍食品やオールインワンの化粧品などの売上が増加しているという内容だった。これは私も日本にいる時に非常に欲しかった。掃除、洗濯、料理、買い物などは全部誰かか機械がやってほしかったし、これは今でもそうだが『なんで女だけ化粧せにゃならんのだ。全員すっぴんで坊主になれば、イチイチ化粧したり髪の毛を整えたりしなくて済むのに』とよく思ったものだった。(旦那にこれを話したところ、あなたが一番初めにすっぴん坊主になりなさいよと言われた)しかし日本を離れて南国でゆるく暮らしていると、新鮮な素材でおいしいものを作って食べたり、肌や髪の手入れをしたり、部屋をキレイに整えたり、花を飾ったり・・・そういう当たり前の日常生活を楽しめなくなるほど、何かに忙殺されたくはないと思うようになっていった。まぁ金を稼ぐためには、しょうがないこともたくさんあるのだけれど・・・。

そして昔は『バリバリ働くことはかっこいいし、そうじゃなきゃ自分じゃない』と思っていたけれど『バリバリ働く』って何?とふと思った。それは人間らしい生活を送ることができないほど忙殺されることなのか、難易度の高い仕事をしていることなのか、たくさん金を稼ぐことなのか。ちなみにバリバリというのは、『物事を勢いよく行うさま。精力的に取り組むさま』という意味らしい。(ばりばり(バリバリ)とは - コトバンク)ということはバリバリ働くとは、忙殺される状態、仕事の難易度、稼ぐ金額ではなく、その人自身の取り組み姿勢ということになる。

人から見てバリバリ働いてそうに見られても、実は虚しい時もたくさんあった。髪の毛を振り乱して身なりも構わず働いて、残業をしてコンビニ弁当を食べて帰って風呂に入って寝るだけ・・・。自分のしている仕事が何の役になっているのだろう・・・と思ったりもした。それでも『バリバリ働いてなきゃ』と思っていたのはきっと、人からかっこいいと見られたかっただけで今思えば中身がなかった。もう今は”バリバリ”とか”ゆるく”とか表現する副詞は何でもいいけれど、単に自分にとって意味のある仕事をして経済的に自立できればいいと思う。

同じような趣旨のことを書いたコラムを、いつも読んでいるシンガポールの無料情報誌パルティで見つけた。特に始めの問いかけが、色々と考えさせられる。

”「友達は多いほうがいい」「趣味が多いほうが良い」「転職はできるだけしないほうが良い」「結婚は、一度はしたほうが良い」「大企業で働く人は成功者だ」「子どものいない人生は寂しいものだ」などたくさんの人が正しいと信じていることがあります。あなたにとっての生き方の正解は何でしょうか?そして、その正解は、あなたを満たされた気持ちにさせていますか?

Source: http://www.parti.com.sg/pdf/PARTI_2017_JUN.pdf