シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

5/11(木)Old Manaliの散策

雲一つない青空のソランバレーを見て、馬に乗って山頂まで行こうとしていたが、朝起きると7時の時点で結構曇っていた。天気予報を見ても、毎日曇りのち晴れ時々雨で天気がよめない。しかし雨は降っていないので気が乗らないけれど、トゥクトゥクのラジさんの迎えを待つことにした。しかし20分経っても来ない。インドなので30分くらいは遅れてもしかたあるまいと思っていたが、もしかして天気が悪くて来ないのではないかと思いレセプションから電話をしてもらうことにした。昨日晴れだったら行くが、雨だったら行かないと私が言ったのだ。「曇っているので来ないそうです」あぁ、やっぱり。「では晴れたらこちらから連絡しますと伝えてください」残念だけれど、天気はコントロールできるものではないので今日は諦めることにした。

代わりにオールドマナリを上の方へ上がり、Manu templeというヒンズー教寺院へ行くことにした。

(毎日この美しい景色を見て、Old Manaliへ行く)

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ホテルから歩いて30分弱で、坂道が続く。途中でおとつい声を掛けてきたカフェのお兄ちゃんから、また声を掛けられる。「こんにちは!ご飯どう?」この人の顔がどうもダージリンでガイドをしてくれたブペンさんに似ている。「どんな食べ物がありますか?チベット料理やネパール料理はありますか?」「ありますよ。出身はどちらですか?」「日本です。あなたは?」「ネパールです」おおお!!やはりそうだったか。「サンツェフンツァ(お元気ですか?)」「おおお!チケツァ(元気です)ネパールに行ったことがあるんですか?」「はい、二回。ところでこれから寺に行くので、また戻ってきます」あぁ、なんということだろう。ネパール人がこんなにいるなんて!

ここからさらに坂道を上る。お土産屋さんやレストランがたくさんあり、もっと奥へ行くと水やお菓子などを売る個人商店に風景が変わる。

(ここでも道が混んでいる。とにかく道が狭い)

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(馬も通るし)

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そして寺が見えてきた。

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寺の前ではインド人の親子が記念撮影をしていたので、それが終わるのを待っていた。「すみません、一緒に写真を撮ってもらえませんか?」「え?私と?」よく分からないが、知らないインド人女子に腕を組まれて記念撮影をする。Thank you very muchと言うので、ヒンディー語(ネパール語も同じ)で「ダンニャバード」と返すと、えらく喜んでくれた。こうやって写真を撮ってもいいかと尋ねてくるのはいい方で、昨日なんかチベット寺院で私の横に子供を座らせ、明らかに私も入れて写真を撮っている人がいた。別にいいのだけれど、そんなに日本人が珍しいのだろうか?

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寺の中は写真を撮ることはできなかった。中に入ると天井から小さな鐘が二つぶら下がっている。それを前の人がやっている通りにチーンとならす。そしてシバ神とマル神ともう一つの神様の像がある所に向かって、手を合わせる。20ルピーをDonation boxに入れて、ヒンディーの神様の像に頭をつけて、時計回りにまた寺を回る。最後におじいちゃんが赤いインクをおでこにつけてくれ、白いポン菓子のようなものを渡される。「これはどうすればいいのです?」「食べるんじゃ。おいしいぞ」確かに甘かった。この寺から見える景色も美しい。

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普段歩かないからか、なんだか腰が痛い。お昼までまだ時間があるので、川辺でのんびり座ってすごそうとした。しかしまたインド人女子になぜかなぞの記念撮影を求められる。よく分からないけれど、3人のインド人女子とここでも記念撮影をした。

(川にロープをかけて、そのロープを上下に揺らして遊んでいる。私には何が面白いのか、イマイチよくわからない)

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(写真を一緒に撮った3人のうち、一人はなんだか変わった民族衣装を着ていた)

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ここじゃ落ち着かないので、反対側の川辺に敷物をひいて腰を下ろす。そして川のせせらぎを聞きながら、物を考える。晴れた空の下で自然に囲まれながら好きな音楽を聞き、なんという贅沢なのだろうと思う。自由を感じる。昨日パン屋のネパール人が“Life is learning”と言い、年末にポカラで出会った韓国人は“Life is beautiful”と言っていた。どちらもその通りだと思う。美しいものを見て、人と話して何かを学び、おいしいものを食べる。こういうシンプルなことだけで、十分なのだと思う。人にもよるが、とりわけ私の人生を楽しくしてくれるのは、いつも人との出会いと学びだった。そして川にロープを張り、よく分からない遊びでこんなに楽しそうにしているインド人のように、そこにあるもので楽しむことができる創造力が、人生を豊かにするのだと思う。いくら金をたくさん持っていても、何かを楽しむことができなければ、いつまでたっても充実した生活を送ることはできない。 

そろそろお腹が空いてきたので、さっきのネパール人のレストランへ向かう。ネパール人のお兄さんが温かく迎えてくれた。「〇△◇×※ラムロツァ?」「??(ラムロはいいという意味なので、多分寺はよかったかと聞いているはず)ラムロツァ!」こぎれいなレストランで、落ち着いた感じの音楽が流れていた。「あの麺が太いチベットヌードルは何でしたっけ?」「タントゥック(といったはず)ですね」「あぁ、それです。チキンをお願いします」料理を運んできた別の人もネパール人っぽかった。「デレミトツァ(すごくおいしい)」「ネパールに行ったことがありますか?」「はい、二回」ここは料理の量が多すぎず、ちょうどよかった。どこも量が多くて食べきれないので、残してしまって申し訳なかった。チベット料理とネパール料理があるので、次からここに通うことにしよう。「また来ます!」と言って、店を出た。

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まだ15時くらいだけれど、疲れてしまったので、ホテルで少し休憩する。そしてまた夜にまたこのレストランへ行った。

「また来ました!」「〇△※ラムロ ツァ?」「??(よく分からないが、多分いい一日だったかと聞いているはず)ラムロディン(Beautiful day!)」夜はチキンのモモ、野菜のスープとミネラルウオーターを頼むと、なぜかネパール人のお兄ちゃんに握手をされた。他のヨーロッピアンはハンバーガーなどを食べていた。

このお兄ちゃんは私の名前を一文字間違って覚えているのだが、とりあえずそっとしておく。私はこのお兄ちゃんの名前を聞いたのに、忘れてしまったのだ・・・。「ネパールのどちら出身なんですか?」「ポカラだよ」「ポカラに私行きました!!カトマンズ、パタン、バクタプル、サランコット、ナガルコットにも」「あいつはバクタプル出身だよ」振り返ると、若めの兄ちゃんが手を振っていた。この店にもネパールの方がたくさんいる。「何年マナリに住んでいるんですか?」「15年だよ。他の場所でもレストランをやっているんだ」どうやら親戚かどなたかがマナリでビジネスをされており、ここに移り住んだようだった。

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モモが運ばれてきた後も、ちょこちょここのお兄ちゃんは話しかけてくれた。私が今まで出会ってきたネパール人のように、人懐こく温かかった。店を出ようとしたところ、肩をガシッと組まれて「また明日会おう!」と言われたので、ネパール語で「フェリベトゥラ(また会いましょう)」と返すと、お兄ちゃんはさらに笑顔になった。

知らない土地でも、また明日行ける場所や会いに行ける人がいるっていいなと思いながら、店を後にした。これが私のいつもの旅のスタイルだった。決まったレストランに毎日通ってお店の人と仲良くなったり、その辺の店の人と顔見知りになったり、信頼できるトゥクトゥクのドライバーさんを見つけたり。一人で旅をしても、道を歩けば誰かが話しかけてき、レストランに入ればまた誰かが話しかけてくれた。あまりここでは韓国人や中国人などを見ないので、私のような日本人も珍しいのかもしれない。しかし私はひとたび旅に出ると警戒はするが、その必要がない時には常にオープンな態度で誰とでも接するので、人と親しくなる機会が増えるのだと思う。言語があまり通じない分、笑顔やジェスチャーで会話するしかなくなり、それもまたオープンな雰囲気を作り出しているのかもしれない。

さて、明日は晴れのソランバレーを見れるか?!