シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

とあるスペイン人とシンガポール人とお話しして

今回はある2人の初対面の方とお話しし、「会話をすること」について色々と考えた一日だった。

①とあるスペイン人

まずマラッカに行く前に道でたまたま出会ったスペイン人と、ビールを飲みながら餃子を食べて色々と話をした。この方は32か国旅をされており、エジプトとスペイン人の混血らしい。歳は恐らく40代前半と思われる。イベント業(?)をされているそうで、今回はチャンギ空港でのAirline関係のイベントで来星したらしい。仕事もかねてシンガポールに3週間も滞在しているそうで、それはさぞ時間を持て余すだろうと思った。お互いの文化の違いを色々と話したが(日本人は他人との物理的な距離が遠い、スペイン人は近い、インド人は距離がない等)、一番面白かったのは2人とも5分間自分の言語だけで話してみるというものだった。「この餃子はおいしいですね。」「〇▽□×※☆(ここはスペイン語)」「お酒は何が好きなんです?」「〇▽□×※☆」「あぁ、私もワイン好きですよ。赤と白どっちが好き?」「〇▽」「私は白」。5分後にお互いが何を話していたか英語で確認すると、だいたいの意思疎通が取れていた。スペイン語は全く分からないが、ジェスチャーといくつか英語に似たような単語からお互い話している内容を想定できた。「スペインに限らず、ヨーロッパに来ることがあれば連絡してください」「残りのシンガポールを楽しんでくださいね」と別れた。

②とあるシンガポール人

この方はひょんなことから知り合いになった、日本語を10年も勉強しているシンガポール人で日系企業に勤めている。メールで日本語の細かいニュアンスの説明などをしていたが(してもらう。と、してくれるの違いとか)意思疎通が困難になり、同じ国に住んでいるので直接話すことになった。小柄で物静かそうな方だった。「関西弁は聞き取れますか?」「わかりません」「そうですよね・・・」きちんと丁寧語を使っており、毎年日本へ行っているという。「どうやって日本語を維持されているんですか?」「こうやってです」なるほど。誰か日本語を使う相手が欲しかったようだ。

(この日は2回もスタバに行った・・・)

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2人ともお話しして楽しかったけれど、いつものようにカフェやレストランの閉店時間がきて、店を追い出されるくらい長く会話が続かなかったことを、ふと少し不思議に思った。(結構な頻度で我々は店を追い出されていた)

恐らくスペイン人は行きずりの人でもう会うこともないだろうから、お互いのことをあまり深く知ろうとしなかったのだと思われる。とあるシンガポール人は会話をするというより、”日本語を使う”ことが目的だったため、お互いに興味があまり沸かないまま会話を広げることができなかったのだと思われる。

当たり前のことだけれど、会話というのは相手に興味があって初めて楽しいと感じるものなのだと改めて思った。そして誰でもいいからたくさんの人と話せば、寂しさが紛れるものでもないのだということにも気づいた。中身のない会話やお互いを分かり合えない会話は、逆に人を虚しくさせることもあるらしい。きっと誰と何を話すかが大事なのだ。

そして、何時間もとりとめもなく色々なことを話せる人が、側にいてくれることのありがたさを改めて感じた出来事だった。