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シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

12/12(月)ベトナム最後の夜、Teoさんについに声をかける

今日でホーチミンの旅が終わる。まずは、Your next stepのバディであるJamesとキャッチアップをする。11:30に小雨の中彼は自転車で私のホテルまで来てくれ、近くのカフェで色々とお話した。そして今まで知らなかったお互いのことをたくさん知ることができ、とても有意義だった。

彼はシンガポールに住んでいた時は、某日系大手銀行で働いていた。「えぇ!?私そこに日本でお金預けてますよ(笑)」そして日本の飲みにケーション(仕事の後で上司と飲みに行き、親睦を深める)の話になった時、「シンガポール人は、あまりお酒を日本人みたいに飲まないんでしょ?」と聞くと「飲むけど、飲んだ後にあんなに別人にならないよ(笑)」と言っていたのがおかしかった。確かに仕事中はシュッとしている人が、飲み会ではじけて『え?こんな人だったの?』ということはたまにあった。

そしてベトナム人の奥さんとは、ベトナムを旅行中に知り合ったらしい。「英語で話すんですか?奥さんと」「そうだよ。でも完全に意思疎通が取れるわけじゃないから、もどかしいときもあるんだ」とのこと。そうだろうな~。

彼も旅行が好きで、日本には2-3週間くらい滞在し、東京、奈良、京都、大阪と旅したことがあるそうな。他にもバックパックを背負ってカンボジア、マレーシア、バリ、ベトナムなどを旅されており「僕は典型的なシンガポール人とはちょっと違うんだ」とのこと。彼曰く、典型的なシンガポール人は、バックパックなど背負って埃の舞うアジアの新興国を旅したりなどあまりしないそうで(あー、だから誰もインドへ行きたがらないんだ)、そうゆうこともあって安全で清潔で食べ物がおいしくて便利な日本へ、何回も行く人が多いのだという。

彼がしようとしているNPO活動について、色々と疑問に思っていたことをストレートに聞いてみた。新興国で困っている人とそれを助けたいと思う人を結ぶWebサイトを作っているが、なぜそのようなことを始めようと思ったのか。恐らく新興国を色々旅した経験や、シンガポールで働き詰めだった頃の自分自身のことや、リッチであっても幸せではない知り合い等を見て、両者を結び付けることを思いついたようだった。コンセプトはいいけれど、少しその運用が乱暴だった。というのも、困っている人と助けたい人をマッチングした後は、どうぞご本人たちでプロジェクトを進めてください。とのことで、そのNPO法人を運営している彼は何もしないとのことだった。

私はあるNPO法人が主催した、カンボジアでオープンするスパのマーケティング戦略を考えるボランティア活動に参加した経験を話した。その活動がうまくいったのはNPO法人の代表が有名なコンサル会社出身で、彼が参加者にマーケティングやファイナンス等の基本的な授業を事前にしてくれたこと、マーケティング戦略を考える時に助言や指導をしてくれたこと、最終的には彼のクライアントでもあるスパのオーナーに、我々からよい戦略を提案できるよう彼が全体をマネージしていたことを伝えた。「あなたではなくても、誰かがその助け合いのプロジェクトで困った時に助けられないと、当人たちは活動を辞めてしまうと思いますよ」あと、中々普通に働いている人は、他の人を助けることが自分の幸せにも繋がることに気づきにくいし、現に私もそうだったと話した。日本人は恵まれた環境にいるが幸せ度は低いし、みな自分のことで精一杯なのと事なかれ主義という文化もあって、他の人のことにあまり興味がないように見える。「あなたは、そういう幸せ度が低い日本人を助ける活動をしようと思わなかったのですか?」「思いません。彼ら(自分も含めて)は既に幸せで、それに気づいていないだけですから。十分な食べ物や飲み水も電気もあります。ダージリンのように、電気も水もよく止まって困るというような問題の方が解決すべきだと思います」

12時~15時前まで話していたが、私はスパの予約があるのでここで打ち切りになった。「2週間後くらいにシンガポールに帰りますから、その時にまたキャッチアップしましょう!」「はい!私が参加したボランティア活動をしているNPO法人のWebサイトを送りますね」と言って、私はタクシーへ乗りこんだ。その後スパで雑なマッサージを受けながら、あの私のコメントはよかったのだろうかと考え込んだ。

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彼は明らかに自分の考えの甘さを私のような小娘に指摘された形になり、少し弱気になっていた。「僕は難しいことに取り組もうとしてるんですね」「はい。ただ、あなたの目標が人と人をつなぐWebサイトを作ることだとすれば、簡単だと思います。もし、つないだ後も活動を成功させ、恒久的にその問題の解決が図られることを目標とするならば、難しいものになると思います。あなたの目標のレベル次第です」人の考えも助け方も色々だと思うけれど、自分がまずその人を助ける活動を実際にWebサイトを使ってしてみて、成功体験をWebに書けばいいと思う。すると説得力があるし、自分がしようとしている活動の何が問題なのかよくわかる。自分が汗をかくことなく、人を助けることなどできないのでは?と個人的には思う。

ランチを食べ損ねてスパへ行き、腹ペコで帰って即効ホテルのレストランへ向かった。帰りのタクシーで自分がいくらの札を出したのか忘れたが、なんかお釣りが少ない気がした。しかし空腹で朦朧としてよくわからなくなり、とりあえず忘れることにした。そうでないと、ぼったくられすぎて(しかも気づいてしまうから嫌だ)イチイチ気をもんでいると神経が磨り減る。ベトナムは一応仏教徒の国のはずだが、人をだますことに対して良心の呵責とかないのか?と思う。

最後にお金を払う時に、10年前に一緒に写真を撮ったお兄さんに意を決して声をかけた。「私、あなたのことを覚えています。10年前にここに泊まったんです。あなたの名前はTeoでしょう?」「そうです、僕もかすかにあなたのことを覚えていますよ」この方は無口そうで背が高くてシュッとしている人で、気づいていても自分から声をかけないタイプだった。この3日間の間に何回か顔を合わせていたのだが、最終日に少しでも話す機会があってよかった。言葉数少なめに、でもお互い少し笑みを浮かべながら別れた。

10年間の間に私には色々な変化があったけれど、変わらない場所があるっていいなと感じた。今回はホーチミンの観光は一切しなかった。(というか、もう10年前にしたので)けれど、ホテルの人と再会したり、新しい出会い、少し知っていた人をもっとよく知ったりと、人との出会いがいつも通り旅を充実したものにしてくれた。

それにしても、外のヨーロッピアンの酔っぱらったバックパッカーがやかましい!!あの人種はなぜどの国でも酔っぱらってやかましいんだ!!(あ、文句を言わない期間中だった!)