シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

シンガポールでブータンの首相にお会いする!

「お会いするって、見に行くだけでしょ?」と旦那に言われながら、今朝は来星されているブータンの首相の民主化に関する講演を、Lee Kuan Yew Schoolへ聞きにいく。

www.drukair.com.sg

なぜこれを知ったのかというと、ブータンへ今年4月に行きブータンが大好きになり、その時にお世話になったDruk Asiaというブータンの旅行会社のFacebookをフォローし続けていたら、こういうイベントがあることが分かったのだ。

実は私の英語は仕事のために身についたもので、政治に関する英単語がほとんど頭にない。したがって恐らく何を話しているのかわからないだろうが、ミーハーな私はただブータンの首相を見たいというだけで、この公演に申し込んだ。それにこれはシンガポールだから「ちょっと明日ブータンの首相見てくるわ~」と気軽にできることで(小さな国でどこも近いので)、日本だとそうはいかないと思う。まず東京でこのような催し物は行われるだろうし(私は関西人なので)、日本の首相ですらこんなに近距離で私は見たことがない。

Lee Kuan Yew Schoolは、Botanic Garden駅(青いライン)のA出口から出て、Botanic Gardenの中を徒歩10分くらいで抜けたところにある。(このような無料の公演が定期的に行われている)

会場は満席で150-200人くらいはいたと思う。ヨーロッピアンからシンガポール人、インド人、オーストラリア人・・、学生、ビジネスパーソン、おじいちゃんなど様々な方が来られており、男性の方が少し多いかもしれない。9:30を過ぎて、後ろからブータンの民族衣装”呉”を纏った首相が入ってこられ、拍手が起こった。写真を撮るのもOK。

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首相は、ブータンが君主支配から議会制民主主義へどのようにして移行してきたのかを話された。平たく言うと、実は国民は民主化を求めていなかったそうだ。しかし、将来の国王のクオリティを常に保証できるわけではないこと(小国が生き残っていくためには、国王一人に権力を集中させてはいけない)、国の将来を考えて前へ進むために民主化が必要なことを、4代目国王が国民へ説いていき現在に至ったそうな。民主化が進んでも、公知の通りブータンはそのユニークな文化を失わないようにしており、国の60%以上の自然を残すことや、伝統衣装を公的な場で着用すること、GDPよりもGNH(Gross National Happiness)を重視することなど大切にしている。

公演が終わると質問コーナーがあり、用意されているマイクの前に出て直接首相へ質問でき、6-7人くらい質問していた。例えば中国出身の方が、ブータンと中国の今後の関係について質問した。「まずは国境に関する協議が必要で現在も行っています。ブータンは非常に小さな国ですから、少しの国土でも重要です」これは背景に、中国がブータンをじわじわ侵食しているという問題があるようだ。次にイギリスのEU離脱や、アメリカのトランプ氏の当選などについてどう思うかを問われると「国民が選んで勝ったのだから、それが民主主義です。我々が”あれは間違っているとか、こうすべきだ”などと言うことが間違っている」など、一つ一つの質問に首相は丁寧に時には笑いを交えて答えていた。(私は笑えなかった・・・なぜなら何を言っているのかよくわからないから)

この公演のChairmanが始めに「ブータンに行けば、みなブータンに恋をします。なぜなら美しい自然、人、高い幸福度など、本当に素晴らしい国ですから」と言っていた通り、私もまだブータンに恋したままだ。ブータンに行った時のことを思い出せて、今日のHappiness度がぐーんと上がった。

ところで軽く「今朝、ブータンの首相の民主化に関するスピーチ聞きに行ったよ!」と、Your Next StepのWhatsAppグループにメッセージをうったら、ダンサーのオーガナイザーが「最も印象的な話は何?」と聞いてきた。そんなこと聞かないでほしい。よくわからなかったんだから。

(ブータンのプナカにあるFortress。これは本当に美しかった。まるで竜宮城のようだった)

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