シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

3か月のアジア+オセアニア一人旅を振り返って

無事に旅を終えたものの帰国早々に病院行きになったので、今週はあまり活動せず3か月の旅の疲れをゆっくり癒すことにした。(それでも近場のダイビングの場所を探したりしてしまうのですが・・・)

今回旅に出たことで色々なことを学んで自分の価値観が大きく変わり、旅に出る前に悩んでいたことなどどうでもよくなってしまったが、ひとたび日常生活に戻ってしまうと人間ってすぐに忘れてしまうものだと思うので、ここに今回の旅の振り返りを記録しておくことにした。もともとこの旅は、自分が疲れた時に行く「第二の故郷的な場所を増やす」がテーマだったが、ブータンを訪れてからは「幸せとは何か」に変わった。まず旅の道中に印象深かった幸せに関する名言(?)を残しておこう。

<ブータンのドドさん>

“日本人は全て完璧であろうとしすぎる。ブータン人は日本人のように競争しない。それに金は生きるための手段であって、全てではない。金で時計は買えるが、時間は買えない。ベッドは買えるが睡眠は買えない。幸せは自分の行いで作るものだよ”

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<ネパールのパサンさん>

“人間は色んな悩みがあるのですが、でもお金がなくても自分の心がいつもハッピーであることが、人生で最も大切です“

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<ラダックのヤンペルさん>

“私が思う幸せとは、自分の生活に満足することです。仏教的な考え方をすると、虫や動物などではなく人間に生まれたこと自体が幸せなのです。幸せは考え方です。もっとこうだったらいいのに・・・というネガティブな考え方をしていると、いつまでたっても幸せになることはできません”

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<フィジーのドライバーさん>

“あなたは今ハッピーですか?あなたがハッピーでないと、私もハッピーではありません”

名言と共に様々な経験を各国ですることで、私は主に以下の考え方の変化や学びを得ることができた。

①幸せにまつわること

特にチベッタン文化にゆかりのあるブータン、ネパール、ラダックで学んだことが多かった。

ブータンでは人生において何が本当に大事なのかが、ドドさんの名言を聞いて気づいた。以前はキャリアキャリアと言って体調を崩しながら働いていたが、今大切なのは健康だったり、ブータンの自然の中でピクニックした時の心の穏やかさや、人との関わり等に変わった。それに私は常にどこかにある幸せを探し求めていたけれど、幸せは自分の行いで作るもの(つまり自分の内側にある)ことを知り、何だか目が覚めた。あと頑張って働いても働いても、会社や誰かに搾取され続ける人生なんてごめんだ、とこの時感じた。(人に何かを与える仕事をしたいと思った)

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ネパールでは、チベッタンクリニックを訪問した時、チベットから亡命してきた孤児達がいた。この時、ヒマラヤ山脈を超え亡命せざるを得なかったチベット人の苦難や、無条件に愛情を注いでくれる家族がいるのが当たり前と思っていたが、そうではないことを知った。それに日本に生まれてよかったとも思った。日本はチベットのように他国に支配を受けることはないし、日本のパスポートでどの国へでも行くことができる。

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ラダックでは、チベット仏教の教えを少しだけかじった。自然や自分の周りを大切にすることで自分もよりよい生活を送ることができること、問題が起こった時はよく考え広い視野で物事を解決すること、我慢が大切なこと、怒りや無関心や過剰な欲望は幸せを遠ざけることも学んだ。熱心にどのお寺でもお祈りされていた敬虔なチベッタン仏教徒のヤンペルさんを見て、またチベッタン仏教が生活の一部となっているラダックの人々を見て、何かに基づいた正しい行いをすることが心の平穏に繋がるのだと感じた。(ここでダライ・ラマの教えの本を買った)

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ラオスで一家が楽しそうにただ川で水浴び(というか彼らの風呂が川)をしている時に、なぜか人生はシンプルな方が幸せなのかなと思った。便利さや色んなものが手に入れば入るほど人生が複雑になっていき、幸せから遠ざかっていくような気がした。

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②それ以外での考え方

幸せに関すること以外でも、自分が実際に経験したことで学んだこともある。

スリランカでは、自分で茶葉を摘みその茶葉から紅茶ができた時、自然を大切にしないといけないと思った。普段特に意識していなかったが、自分が飲み食いしている全ての物がこの紅茶と同じように自然からできているはずで、人間は自然がなければ食べるものもないし、心が病んでいくし、生きていけないので、自然の恵みを改めてありがたく思った。

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フィジーの美しい海でダイビングをした時も、海も同様に汚してはならないし、むやみやたらに自分たちが食べる以上の魚を釣ったり、植物を傷つけるべきではないなぁと感じた。

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そしてどの国でもそうだったが、色んな国で色んな人が親切にしてくれ助けてくれたことで、今まで私が持っていた利己的な考え方が間違っていると気づいた。

(ベトナム美人のTreiさんは、たった一回だけスカイプしただけの私をベトナムのナイトライフへわざわざ連れて行ってくれた)

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(これは、スリランカで下痢でダウンした時、Srieko holidaysの山倉さん夫妻に差し入れしていただいたもの)

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みんなが私にしてくれたように、自分も他の人に親切にし人を幸せにしたいと思った。現にシンガポールに来た友人を楽しませようと、彼女用の旅程を考え案内したところすごく喜んでくれ、自分もとても嬉しかった。人の幸せは自分の幸せでもあるのだと、身をもって理解した。あと各国でお友達になった人はもちろん、その家族やその知り合い、その国のみんなが幸せであってほしいと思うようにもなり、訪れた国がとても近く感じるようになった。

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③人生が豊かに

色んな国で新しいことをしたことで、趣味や興味の沸くことが増えた。(スキューバダイビング、乗馬、社交ダンス、紅茶やワインのことをもっと知りたい、写真をうまく撮りたい、まだまだ行きたい場所ができた等)

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今までは人生の楽しみが非常に少なく、それをきっと仕事に求めていたのだと思う。けれど、こんなに世界は広くて色々な楽しみがあるのに、仕事ばかりするのは寂しすぎる。これからは新しくできた趣味や新しい人との出会い、まだ行きたい場所への旅費を稼ぐことと、今回周った新興国や発展途上国の人々に恩返しできるような手段として、仕事をしたいと感じた。

④旅の教訓

人生も旅と同じだと思った。色んなトラブルと素晴らしいことの繰り返しであり、予定通りに行くことなどなく、あまり先のことを考えすぎても意味がない。私は先々まで緻密に計画を練らないと気が済まない未来志向型だったが、今その瞬間を思いっきり楽しんだ方がよいと分かった。

(インドの下痢をスリランカに持ち越して病院行きになり、スリランカの旅を途中離脱しシンガポールへ一旦帰国した)

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そして今回海外で暮らす日本人にたくさん会いお話を聞き、人生の選択肢はたくさんあるもので、“こうでなければならない”ということはないんだなぁと思った。海外に暮らす日本人の方は、みなさん自分自身の生活が好きだと言っていた。

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あと、何もかもうまくいかなくなったら、全部壊してやり直すことも一つの方法だと思う。私は新婚早々に赴任になった夫との新婚生活を優先させるために、シンガポールへ来たが、自分の興味のない国での生活が嫌になった。さらに仕事が合わなかったことも重なり、なんだか自分の人生の舵を他人に操作されているような気持ちになって(全部自分で決めたのだけれど・・・)、ついに健康を害した。

(南インドのケララにあるアーユルベーダ病院で静養し、自分を見つめなおして旅に出る決意を固めた)

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そこから思い切って仕事を辞め(あんなにキャリアキャリアと言ってたのに)、自分がもともとシンガポールに来る前にしたいと思っていた一人旅に出たことで、自分の人生の舵を自分に取り戻した。今はシンガポールへ来て、あの仕事につき、健康を害して良かったと思っている。でなければ、このような長期的な一人旅に出たいと旦那に言えなかっただろうし、幸せとは何かを学ぶこともなかっただろう。

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最後に、今回一人旅へ出ることの背中を押してくれた方々、旅先で親切に助けてくれ色んなことを教えてくれた皆さん、約3か月にもわたる長旅に、それも安全とは言えない国々へ一人旅へ出してくれた旦那に感謝をして、これからのシンガポール生活を楽しみたい。そして今回の一人旅のことは一生忘れない!(何か終わった感あるけど、ブログはまだ続けます)