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シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

6/6(月)いよいよ別世界のラダック(北インド)へ

無事4時に起きて空港へ到着し、チェックインしようとしたら、スーツケースの上限が15kgに対し、私のものは20kgだったので3000円くらいカードで払った。コンディショナーと歯磨き粉を買い足して、レー行きの飛行機に乗ることができてホッとした。

私は酔うので通路側に座ったが、ちら見すると窓からはヒマラヤ山脈が美しく見え、みな嬉しそうに写真を撮ったり、機内食を食べているとあっという間に1時間ほどでレーについた。

ところで、空港についてから不思議なことがいくつかあった。飛行機を降りた瞬間、辺りは木々のない乾いた広大な山々に囲まれており、この今まで見たことのない景色とただのJet Airwaysの飛行機の写真を撮ったら、職員にすごく怒られた。次に国内線なのに、なぜか入国カードのような登録用紙を書かされた。ライフル銃を持った軍隊がとても多い。あとこれは当然だが、標高が3,500mもあるので、機内でも空港でも高山病にならないよう注意が何度も促された。

①1日はゆっくり休むこと

②昼間に寝ないこと

③睡眠薬を飲まないこと(困ったなー)

④水分を十分に取ること

*もし体調が悪くなったら病院へ早く行くこと。

今回は日系旅行会社Hidden Himalayaさんに、滞在中何もかもお世話になる。早速空港を出るとガイドのヤンペルさんとドライバーさんが待ってくれていた。まだ朝7時代なのでまずホテルに向かう。今回は中谷美紀やブラッドピッドも泊まったHotel Omasilaに滞在する。(5スターなどではなく、普通のホテル)

部屋の準備ができるまで、美しい景色のテラスでミルクティを飲みながら、ガイドのヤンペルさんとお話する。

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ラダックがまるで我々がイメージするインドとは別世界のような理由は、大昔はここが西チベットだったためと分かった。さらに空港で写真を撮って怒られたり軍隊が多いのは、ここが中国とパキスタンの国境に通じる場所で非常にセンシティブだからだそうな。

以前はヨーロッピアンの観光客が多かったが、インド映画がラダックで撮影されてから、インド人がここ5-6年で非常に増えたそう。ただ、デリーレー間の飛行機は非常に高いため(7万円くらいした)インド人は2日くらいかけてデリーから車でくるそうだ。

ヤンペルさんに、チベットについてもっと聞いてみる。今チベットにいるチベット人は中国政府に、ネパールにいるチベット人はネパール政府にチベット仏教の信仰を制限されており、非常に困難な状況にあるらしい。ネパールはガイドのパサンも言っていたが、中国との関係を密にしようとしており、中国がネパールにあれこれ口を出すようで、それがチベット人に影響を与えている。それに対してインドはネパール人やチベット人にとても優しいらしく、書類なんてなくても顔をみてネパール人やチベット人と分かれば、仕事や無料の教育を与えてくれるそうだ。

ところで、ヤンペルさんは37歳で3人のお子さんがおり、奥さんは日本人でサチさんという。「彼女はとても強い女性です。ラダックは冬は食べ物がジャガイモと人参しかなくなりますが、それでもなんとか生きてます」とのこと(!!)

そんな話をしていると部屋の準備が整った。部屋はわりと綺麗だし、トイレとシャワーの間にカーテンがあって助かる。(いつもいくアーユルベーダ病院はカーテンがないので、シャワーの後に便座がえらいことになる)そして窓からは、さっきテラスから見た山々が見える。

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少し休憩して、12:40にサチさんとロビーでお会いし、「チベッタンレストラン」へランチに行った。チベット料理はネパールでも食べていたが、こちらの方がおいしい。モモの皮は薄くて食べやすく、中に入っている野菜はチーズで味つけされている。野菜ヌードルの麺はきし麺のようでもちもちしており、ホウレンソウのガーリックソース炒めは甘辛くていい。

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サチさんは小柄で現地の方が着ているような服や帽子を着こなしており、非常にチャーミング。ちなみに私と同年代で同じ関西出身だった。「サチさん、日本のテレビ番組出てませんでした?」と聞くと、3回くらい海外に住む日本人を訪ねる番組に出られていた。(私が見たのは、グッさんがやっている「グッと地球便」)

もともと秘境専門の旅行会社の添乗員さんをされており、ラダックに仕事で来てヤンペルさんと出会ったそうだ。「よくラダックに移り住む決心されましたね。どんな生活をされているんですか」と聞くと「ラダックに住むなんて思ってもみませんでしたが、ここの生活が気に入ってます。ラダックの方はみな心の底から優しいですし、虫も殺しません。うちは電化製品がありますが電力が足らないので、電子レンジもまわっりぱなし、掃除機もごみを吸い取らなかったりします」とのこと。「ラダックの男性は料理をします。よかったら最終日はヤンペルの手料理はいかがですか」とのことで、「喜んで!ぜひ」とお願いした。

その後ヤンペルさんとドライバーさんで、ストゥーパやお寺の参拝、昔の王宮を見に行った。街に信号はなく、砂ぼこりがすごい。高地でかなり乾燥しており、喉がやられるのでここでもマスクが必要。(車のドアを触ると静電気が・・・)

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ちなみに同じチベッタン仏教だけあり、ブータンと非常に寺の雰囲気が似ている。ブータンではお寺に入る時は長袖のシャツを着なければならず、また中の写真はどこも撮ることができなかったのに対し、ここではそのような制限はない。中はお釈迦さまの像や美しいペインティングが壁に施されている。

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しかしどこにいっても景色がすごすぎて、写真と撮っても撮っても足りずに動画も撮ったりしていた。

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 ところで、インド人やヨーロッピアンを見ているとガイドがいない。「彼らは自分で周りますよ。外観だけ見て、写真を撮って終わりです。文化や歴史などを知ろうとしません。時々『なんでこんな山しかないところにきっちゃったんだ!』と文句を言うインド人もいました」とのことだ。まぁガイドと専用車をつけるともちろん高いのでわからなくもないが、せっかく2日もかけて陸路で来て、その寺や建物の背景や意味を知らずに見て終わるなんて、中身がなくてもったいないと思った。

16:30を回った頃、ついに頭痛がしてきたためホテルに引き返し、夕食も野菜ヌードルとチーズのモモを部屋で食べた。(疲れてほとんど食べれず・・・)高山病の症状の一部だろうか。熱も37.4度と高い。しかし朝4時起きでここまで頑張れたから、色々な国を旅することで体力はついてきているようだ。(4月に一番初めに行ったブータンも4時起きのフライトだったが、ブータン到着後にすぐにこと切れて、14時にはホテルで休んだ)

シャワーを浴びようとしたら、ほぼ水に近い湯しか出ない!まさか、こちらの方はこれを湯と呼ぶのか?!夜はフリースを着るほど寒いのに風邪を引く・・・。ひえー!!と叫びながら猛スピードで頭と体を洗っていると、最後の方に湯が出てきた。湯が出るまで多分10分くらいかかったと思う。おかげで体温が37度に下がった。

高地で呼吸が浅くなっているので南インドで習った瞑想で深い呼吸をし、22時にはベッドに入った。さて、常用薬になっている睡眠薬なしで寝られるだろうか・・・。