シンガポールにいるうちに🌴

大好きな東南アジア生活の記録

    

シンガポールのビール。Tiger beer factory tourへ行く

おいしいビールを飲みたくて、Tiger beer工場のツアーに参加することにした。この工場はシンガポールのものすごーく西の方にあり、セントラルエリアからはタクシーで30分弱くらいかかる。ツアーは火曜日から土曜日のみ。Webから事前に予約が必要で、入場料は一人SGD20。

tigerbrewerytour.com.sg

工場はこんな感じ。

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まずこの建物に入る。

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(ロビーで記念撮影)

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スタッフに写真付きのIDを渡し、予約番号を知らせて入館カードを受け取る。酒が飲めないのに連れて来られた旦那は、すごくやる気がなさそう。

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まずはTiger beerの歴史に関するビデオを見る。この工場は1932年に今はIKEAがある辺りに当初は作られたらしい。始めはハイネケンブランドでビールを売ろうとしていたらしいが、工場のあたりに虎がその昔出たことからブランドをTiger beerに変更したそうな。

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(昔のビール瓶や受賞した賞のトロフィーなどが飾ってある)

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ここから工場見学が始まる。ビールの原料の話や、工場は24時間稼働だったり、70,000本/時のスピードでビールが充填されていたり、工場の天井にはソーラーパネルがついており電気を節約しているなどを説明されるが、正直ビールの製造に関する専門的な英単語を知らないため、私は右から左になった。

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(ここでスタッフがおいしいビールの入れ方をレクチャーする)

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(他の人もやってみる)

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工場内は写真撮影がNGで、展示室にいくらかの製造機器が展示されてある。

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(これは流れて来るビールの中で汚い瓶を手でよけるゲーム。大人ばかりなのに、なぜかみな楽しそうにやっていた)

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このツアーで一番楽しいのは、最後の試飲だった。工場の一角にバーがあり、普通のジョッキ一杯と、小さなグラスで決まった時間まで試飲させてもらえる。17-18時までがFactory tour、18時半まで自由に試飲することができる。

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ここは本当にどこかのイケてるバーのような感じだった。

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まず一杯目に普通のTiger beerを飲む。我々は自宅から柿ピーを持参。

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(こういうノリのいいお兄さんがビールを入れてくれる)

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次に小さなグラスで、Tiger beer whiteを飲む。Tiger beer自体が薄味のビールなので、さらに薄味のwhiteは残念ながら私の口には合わなかった。ちょっとカルピスの氷が解けて、味が薄くなったそんな感じだった。

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このTiger beer blackは味が濃くて、なかなかおいしかった。ギネスの黒ビールほど濃くなくて飲みやすい。

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ふっと横を見たら、シンガポール人のお姉ちゃんの顔が真っ赤になっていた。こんなちょっとで赤くなるなんて、可愛らしいなぁ。と思っていたら、旦那の顔はもっと真っ赤っかになっていた。ビール一杯しか飲んでませんが・・・。

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Tiger beer工場の社員の方も仕事終わりに飲みに来られており、ビール片手にフレンドリーに話しかけてくれる。このヨーロッピアンのおじちゃんはドイツ人で、大阪に以前住まれていたらしい。日本人だというと「どこか日本人が集まるバーとか店とかありませんか?私の日本語は全然下手くそですが、どなたかとお話しできればと思うのですが・・・」うーん。日本人が集まる店はよく分からないし、集まっていたとしても日本人同士で集まっているだろうから、いきなり見知らぬドイツ人が話しかけると普通日本人がどういう反応をするのかちょっとわからない。ちょっと回答に困ってしまった。それでもこうして気軽に酒を飲みながら、誰かとお話しできるのは楽しかった。日本にいると酒を飲みながら誰かと話す機会が多かったが、シンガポールに来てからはめっきり減ってしまったので、もっとそういう機会を増やしたいなぁと今日はちょっと思った。

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ちなみにこのツアーの最後に、小瓶のTiger beerとハイネケンの小ぶりのかわいいグラスがもらえます。酒が飲めない旦那も「いやぁ、結構楽しかったよー」と言っていたのには、ホッとした。

難点なのは、帰りのタクシーがなかなか捕まらないことでした。

シンガポールをHDBの50階から見渡す

OutramにあるHDBには50階にスカイブリッジがあり、住人でなくてもSGD6を払えば自由に入ることができるらしい。今日はそこへ行って、高い所からシンガポールを見渡すことにした。これはPinnacleというHDBで、Outram駅から徒歩10分くらいで着く。

(このような景色を見ることができる)

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Pinnacleというのは右の方に写っている、何棟か連なった建物。

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このサイトにスカイブリッジへの行き方が書いてある。

www.pinnacleduxton.com.sg

まず登録とお金を支払うため、Bulk GにあるMA Officeを目指すのだが割とややこしい。このHDBの敷地は広くて、変な所から中に入るとMA Officeにたどり着くまでに時間がすごくかかる。一番早いのは、この表記が見えてもまだHDBを左手に道をまっすぐに進む。

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このように旗がたくさん飾ってあるのを通り過ぎる。

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そして左手にこういう店が見えて来る。

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このBITZ & BAKZの所を左に曲がると、真正面にあるのがMA Office。

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ここ。

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ここでスカイブリッジへ行きたいことを告げ、MRTに乗るカードとキャッシュSGD6を渡す。そして裏にあるエレベーターのAかBに乗って、50階まで行く。ちなみにスカイブリッジは9時~21時まで開いており、雨の日は閉まるそう。16時くらいにMA Officeを見たらおっちゃんが消えていたので、早めに来た方がいいのかもしれない。飲食は禁止なので、残念ながらビールをスカイブリッジで飲むことはできない。

50階に着いたらMRTのカードを黒い機械にピッとかざして、外に出る。

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外に出ると、こういう景色が広がっていた。これは海に面した港のシンガポール。f:id:Nisshi:20170922190326j:plainオフィス街のシンガポール。(多分、Tangjong PagerとかRaffles placeのあたり)f:id:Nisshi:20170922190347j:plain

工事とHDBやコンドミニアムだらけのシンガポール。

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別の方向の港のシンガポール。

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所々このようにベンチがあり、少し腰を下ろして景色を眺める。

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暑いのだけれど、風が吹いて気持ちいい。下で行き交う小さな車や遠くに見える海を見ていると、自分の居る場所がどこか隔離された別の世界のようで何だか落ち着く。なぜか去年行ったスリランカのコロンボのビーチをふと思い出す。コロンボは思っていたよりもかなり都会で、ビーチでみんなが凧揚げをしているのを見た時にホッとしたのを覚えている。それと同じように今感じているのかもしれない。いつも下から見上げていた大きなビルを、今は上から小さく見下ろしている。

(これはお気に入りの景色)

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それから去年の長旅で色んな人から教わった、幸せに関する助言を思い出す。”幸せは自分の行いで作るものだよ”、”人間は色んな悩みがあるのですが、自分の心がハッピーであることが一番大切です”、”色んなものを手に入れれば入れるほど、幸せから遠ざかっていく気がする”、”幸せは考え方です。もっとこうだったらいいのに・・・という考えをしていると、いつまで経っても幸せになることはできません”。私はこれらの教えを今も守れているだろうか。

そして遠くの島や広い海を眺めていると、自分が何だか小さく感じられてくる。旅に出れば、ただ美味しいものを食べ、好きな所へ行き、ぐっすり眠るというシンプルなことだけで十分幸せだと感じるのに、なぜ日常生活になると色々な取るに足らない小さなことで気を揉んだり、思い悩んだり、心配したりするのだろう。旅に出ている時と同じく日常生活でも、誰かと美味しいものを食べて、好きな所へ行き、ぐっすり眠ることができるだけで幸せなことなのに。多分生きる上で本当に大切なことはそう多くはないはずで、自分が普段思い悩んでいる99%くらいが、くだらないどうでもいい小さなことだと思われる。それを分かっていてもやめられない自分に、人間としての未熟さを感じる。

結局、ここに2時間くらい居た。海が近いのでかすかに潮の香りがしてリラックスできるし、普段の自分を遠くから客観的に俯瞰できていい。もし今後も頭が色んなことでごちゃごちゃっとなったら、ここに来よう。シンガポールのお気に入りの場所がまた一つ増えた。

なんだか缶コーヒーを二本持って高い所へ行くのが好き。と言っていた人の、気持ちが分かるような気がした。でも何で缶コーヒー二本がいるのかは、分からないけれど。

中国語の先生を見直す

”見直す”と言っても、もともと私はこの中国語の先生が好きなのだけれど、さらにいい先生だな。と思うことがあった。それはクラスについていけないイギリス女子への対応だった。

私は日本人なので中国語と日本語の漢字の類似性が面白い。特に漢字そのものも意味も全く同じだと、おぉ!!となる。”起床”、”当然”、”常”が昨日習った中でそうだった。それにシンガポールの日常生活で使おうと思えば使えるのも、上達が見られて楽しい。さらに来週末から中国茶の旅に出ることもあり、日本語で書かれた中国語トラベルブックの役に立ちそうなフレーズを覚えるなど、教科書だけで勉強するというよりもより実用的に中国語の習得を楽しんでいた。

(レッスンは旅行の計画から、一日の行動に移った)

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が、西欧の方や漢字に馴染みのない方にはなかなか難しいようで、ついにイギリス女子が昨日教室に入ってくるなり爆発した。「私、こないだクラスを休んだからついていけない!この本もよく分からないし、発音もわからない。続けられる気がしない!」私は人目もはばからず自分の感情をあらわにするイギリス女子に、ちょっと目が点になった。もし自分がクラスについていけなかったとしても、他の生徒や先生の前でこんな風に自分の出来なささを爆発させることはできない。先生がどう対処するのか、興味深く観察する。「君が休んだのはたった一回だよ。どの辺が分からないの?数字はわかるよね」何もかもできない!とパ二くっている彼女に、まずきちんとできていることもあることを分からせて落ち着かせようとしている。

その後先生が彼女にアドバイスしていた中で、私が一番気に入ったものはこれだった。「中国語を一字一句、考えるな。感じろ」これは確かにそうだと思う。とにかく始めはフレーズを覚えるしかない。すると文法や単語の全てが分からなくても、知っている単語をいくつか断片的に聞き取れれば何を言っているのか推測できるし、何となく雰囲気で分かる。英語が通じない国へ行くと私は日本語を使って現地人と会話するが、お互いなぜか状況や雰囲気で相手の言っていることを感じることができる。それにいきなり始めから他言語を完璧に理解することなんて無理なので、分からなくてもそんなに気にしなくてもいいと思う。これからたくさん文章に触れていけば、なんか自然にわかるようになっていく。

そして一番大切なのは、多分その言語を学ぶ動機だと思われる。私の場合、自分の周りにいる中華系の人たちを理解したいという所から始まり、言語と文化は結びついているので言語も学ぼうと思った。それに普段は英語で話しているが、中国語が母語の人と中国語で話せると距離が一気に縮まる。周りにいる中華系の人を理解したい、いつか中国語でも話してみたいという動機や、日本語との類似性の面白さが重なり今の所飽きずに続いている。しかしイギリス女子の場合、漢字やピンインなどが英語に比べてあまりにも異質過ぎて、趣味としては続けるのが難しい所に来ているのかもしれない。あと結構この中国語クラスは「やって慣れろ!」的な要素が多く、文法の説明があまりないままよく分からないけど文章を考えさせられたりする。そして間違っては正しい答えを学んでいくという形式で、これで間違わない方が珍しい。その分早く習得できるとは思うけれど。

今回のクラスはイギリス女子に配慮してか、ちょっとゆっくり進んだ。(しかしその分帰るのが遅くなった・・・)先生は彼女に目をかけながら、時折「これは英語で何と言うんだ?」などと彼女に聞きながら、英語話者である彼女のプライドをうまく持ち上げて授業を和やかに進ませていた。ランチ時間に中国語を勉強しようとしていたイギリス女子に、先生は言う。「いいか、こんなテキストを会社に持って行ってランチ時間に勉強せんでいい。一個か二個のフレーズを小さいメモに書いて持って行け。ビギナーのクラスは楽しむためにあるんだ。真剣に学ぶのは、もっと後々。リラックスしろ」いつも端的な英語でストレートに暴言を吐く先生のことを面白がっていたけど、たまにはいいことも言うんだなぁ。とちょっと感心した日だった。

私はこの先生をいつか、あっと言わせることが目標です。

スリランカで結んでもらった糸が切れる時

去年7月にスリランカのお寺を訪れた時に、お坊さんがいいことがありますようにと私の右腕に白い糸を結んでくれた。その紐がだんだん細くなっていき、もうすぐ切れるかもしれない。

(コロンボのお寺で、スリランカ人が糸をお坊さんに結んでもらっていた)

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 (私も結んでもらった)

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 (今はこんなに糸が細く)

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信仰心が深いというわけではないが、自分から糸を切ろうとしなかった。この糸を見ればスリランカやそれ以外の国も含めたすべての3カ月の一人旅を思い出せたし、糸を結んでもらった時にこう願った。「私もこの旅でお会いしてきた海外に住まれている日本人の方々みたいに、自分の生活が好きだと言えますように」だから少なくとも自分がそう思えるまでは切らないことにしていた。

そして実際にそう思うようになった。自分で選んで引っ越しした今の住まいも、去年自分で色々な所へ行っては知り合うことができたお友達も、今習っている中国語クラスも、たまにフラッと旅行に行ける自由な生活も、みな自分で選んだものであり何一つ誰かに強制されたものではない。シンガポールへ来たきっかけは私の意図しない理由であったが(まぁ、ここに来ることも自分で決めたのだけれど)、可能な限り自分のことは自分で決めることが、今の生活を肯定できる重要な要素だったのだと思う。ただ今の生活が好きだと心から言えるまで、結局1年半くらいかかったけれど・・・。

『もういつ切れてもいいんだけどな~』と思いながら、この白い糸を見る。この糸が切れたら、次に何を願おうかな。でももう何かを手にしたいとか自分のために何かを成し遂げたいとかいう、強い野心みたいなものが失われてしまった。ただただ自分が何か他の人の役に立つことができ、自分が人を笑顔にできる機会がたくさんあればいいなと思う。色々なビジネスの根源も結局はこれなのだと思う。

さて、今日は中国語レッスンの日。中国人の先生が毎回吐く暴言をちょっと楽しみに、自分も笑顔になってくるかな。

シンジラレナイ!シンガポールのやかましさ(再び)

シンガポールの珍スポットの記事を書いていたら、下の方で「ガガガッ」と何かを削る音がする。始めは「ガガッ、ガガガッ」と控えめに削っていたが、「ガガガッーガガガガーッ!!」ととんでもない音に変わり、しまいには「ドーンッ!!ドーンッ!!」とまた壁をハンマーで叩き壊しだした!「またかーい!!」となり、音に敏感な私は家を出る羽目になった。そして掲示板をよく見たら、事前に「この日とこの日はドリルやります」とアナウンスされていた。これからよく見ておかないといけない。

今日は何もないし、しょうがないので外をブラブラすることにした。まず旦那に買った服が小さすぎたので、ブギスまで大きいサイズに替えてもらいに行く。店員さんはレシートも見ずにあっさり大きいサイズのをくれた。次にブギスに来たらいつも行く日本食屋さんへオムライスを食べに行く。「いらっしゃいませ~テーブルどうぞ」「カウンターでいいです。(え?という反応をされる)カウンターが好きなんです」私は日本のすき家でもテーブルではなくカウンターに座る。ラーメン屋でも王将でも割と一人でふらっと入って、おじさまにまみれてカウンターでビールを飲んだりする。何か珍しいんでしょうか?

(これはブギスのJing Hua Xiao Chiの絶品餃子)

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その後、韓国系コスメの店でちょこちょこ買い物し(シンガポールは韓国系コスメの店が多い)、スタバでコーヒーを飲みながら雑誌を読んでいると、また店内にあの黒い鳥がいる・・・。頭の上を飛び回っているのだが、私一人が「ひえー!!」となっており他の人は至って普通だった。横ではアメリカ人とシンガポール人の議論が白熱している。そしてまた大雨が降る。これは一時間くらい降り続いた。f:id:Nisshi:20170918200356j:plain

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家に帰るとリノベーションは終わっており、夕方からCNNの北朝鮮特集を見る。ピョンヤンは思っていたよりも都会で、道はきちんと舗装されており人々は私が思っていたよりもきれいな服を着ている。もっと田舎へ行くと農業が中心になり、来ている服も人の雰囲気も新興国や発展途上国のそれになった。あるご家庭に置いてあるテレビがSHARPだった。スーパーなどで売られている製品のほとんどが中国製で、なぜかiphoneがUSD350で売られている。北朝鮮の一日の平均収入はUSD4らしいのだが、一体誰がiphoneを買うのだろう。ちなみにスマートフォンを持っている人もいたが、インターネットは使えずイントラネットらしい。もちろんGoogleやFacebookなどなく、北朝鮮内だけのサーチエンジンがあり、検索して出てくる情報も政府にコントロールされている。

(ピョンヤンは思っていたより都会)

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色んな国で自分と歳が近い人にどのような暮らしをしているのかをよく聞いてきたが、この国ではどんな生活を送っているのだろうと想像する。インタビューを受けていた人達は偏った情報しか持っておらず、自由が非常に制限されていた。それに比べて自分はどれだけ自由なんだろう。特にシンガポールに住んでいる期間は、ありがたいことに人生の中の限られた最も自由な時間だと思っているが、こういう特集を見るとなおさらそう思う。しかし何もかも自由だと、一体どうすればいいのか分からなくなることもあるので、そのさじ加減が難しい。自由な時間をただ野放しにしていると恐ろしく暇なだけで発狂するので、自分でどんどん動いて面白いことを見つけ、自分で自分の生活を面白いものにしていかないともったいない。

そんなこと言っておきながら、今日も夜になって『???今日は一日、一体何してたんだろう?』となった。でもまぁいいか。それなりに楽しかったことだし。

タイガーバームガーデン(Haw Par Villa)再び

とあるウェブサイトにタイガーバームガーデンを珍スポットとして寄稿するため、3カ月ぶりくらいにここを訪れたが、相変わらずコンセプトがよく分からない謎の公園だった。前回はインドのマナリ旅行でいい写真が撮れるようにここで写真を撮る練習したのだが、今回は『なんだここは??』となる写真を撮る。

まず公園の名前である「Haw Par Villa駅」を降りて出口を右に出ると、すぐに目に付くド派手な看板。ここからもうこの公園のただならぬ雰囲気を感じる。

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門にはタイガーバームのトラが描かれている。

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ちなみにこのタイガーバームガーデンは、その昔タイガーバームの販促のために作られた庭のようで、香港(今は閉鎖中)、中国(福建省)にもタイガーバームガーデンがあるらしい。薬であるタイガーバームを持っているトラはかなり負傷ぎみ。

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タイガーバームを前に、なぜか日本の相撲取り。

f:id:Nisshi:20170917155117j:plain中国寺と自由の女神という異色の組み合わせ。

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なぜ人間とカニを組み合わせようと思ったのだろう・・・。

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乳が貝殻で隠されていない開放的な人魚達。

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ここには地獄コーナーがあり、相変わらずおぞましいオブジェが並ぶ。

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罰その1、重しの刑。

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罰その2、ぶつ切りの刑。

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罰その3、輪切りの刑。

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罰その4、串刺しの刑。

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罰その5、顔面一騎打ちの刑。

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色々調べていたら、タイガーバームは中国の清の時代にまでその製法は遡るほど古い薬らしい。知らなかった。昔ダイエットをしていた時に、お風呂の半身浴中の発汗性を高めようとタイガーバームを肩に塗って湯に浸かったら、皮膚が恐ろしく熱くなって焼けるかと思った。それ以来危険を感じてタイガーバームのクリームは使っていない。(多分使い方が間違っているのだろうけど)湿布タイプは割といいのでたまに使っているが、いかんせん匂いがキツイ。

今日もタイガーバームガーデンでは、フィリピーノ達がしっかりポーズをとって写真を撮りまくっていた。思いのほか観光客が多かったのが意外だった。

Your Singaporeというシンガポールを紹介するHPでこの公園が紹介されており、最後の締めくくりに”1000個以上あるオブジェの中から、あなたのお気に入りを見つけてみては?”と書かれているのだが、関西人的には「あるかい!そんなもん!」と思わず突っ込んでしまう公園でした。

(私もフィリピーノをまねて、トラにまたがって記念撮影)

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茶から飛び火した日本文化への興味。

去年はおいしい紅茶を飲み、それがどのようにして作られているのかを見るためにスリランカとダージリンへ行ったのだけれど、そこで新しい紅茶のおいしさや、手作業で行われる茶摘みの大変さ自然の恵みの大切さを知った。そして今年は中国茶に目覚め、茶をもっと理解しようと岡倉天心の「茶の本」を読んでいると、次は日本の茶道の奥深さに興味が飛び火している。

(なんだか無心で字を書きたくなり、毛筆セットを購入)

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今までの興味は『本物のおいしい茶を飲みたい、それがどのように作られているのかを知りたい』までだった。しかし茶の本を読んでいると、茶道はおいしさを味わうというものだけでも面倒な作法を練習するというものでもなく、ある種精神性を高める修行のようなものでもあり、茶室の造りも、飾ってある掛物も、花も、作法も、何もかもが巧妙に考えられてできているものだとを知った。

(無駄に筆の説明書を模写する。しかし何だか無心になれて落ち着く)

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茶室が狭いのはもてなす側と客人との心の距離を縮めやすいように。入り口を狭くすることで武士は刀を茶室の外に置かねばならず、またどのような身分の物でも平等に身を低くして中に入り、茶室の中では身分に関係なく茶を楽しむという考えがあったり。「和敬清寂」や「わび・さび」の精神など、知れば知るほど自分が茶道はおろか禅、わびさび、伝統工芸、その他華道、書道、歌舞伎、能、歴史など日本のことを何も知らないということに気づかされる。ひえぇー!!

(この外国人向けの茶道のドキュメンタリーは、非常に面白かった)

www.youtube.com

一方で、日本が好きだという外国人の気持ちが分かる気がした。この茶道のドキュメンタリーを見ていても感動したけれど、茶道を始めとする様々な歴史のあるユニークな伝統や文化は美しい。それに日本にはいつも自然がそこにある。歴史的建造物、食、年中行事などと自然との調和は人間らしい。「あぁ、自分は日本人でよかったなぁ」とシンガポールに来てから特に思う。きっとアメリカ人は「自分がアメリカ人でよかった」と、イギリス人は「自分がイギリス人でよかった」と思っているのだろうけど。

去年3カ月間アジア各国を旅したように、今度は日本を3カ月間くらい上から下まで旅したいと思った。自分が知らなかった日本の伝統や文化を、今シンガポールでコツコツ知る作業をしているが、こうして知ったことを今度は日本に行って自分がいつも色んな国を旅しながらするように、自分の目で見て本物を体験したい。このように日本に対して興味を持つことは、シンガポールに来る前にそうだったように、日本に戻って慌ただしく生活していると難しくなるんじゃないかと思う。日本のことを客観的な目で見てよく知ることも、シンガポールにいるうちにできることの一つかもしれない。